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リスクマネジメント

トレーディングにおいて最も重要なのは、このサイトをご覧の皆様であればご存じの通り、ルールを持った取引を行うということです。
ではそのルールの中で最も重要なのは何でしょうか。このような質問をすると多くの方から「銘柄選び」や「買うタイミング」「指標の使い方」といった回答をいただきます。しかし本当に重要なのはリスクマネジメントに他なりません。リスクをコントロールできなければ、せっかく貯めた投資資金を減らしてしまう結果になりかねません。今回はこのリスクマネジメントについて書いていきたいと思います。
まず、リスク管理といった場合に個別銘柄の値動きを勘案して行う「個別銘柄のリスク管理」と、全資産に対してどのくらいの資金をリスクにさらすかを決定する「ポジションサイジング」の2つの考え方が存在します。いずれも大事なことなのですが、ポジションサイジングの管理方法によっては個別銘柄のリスク管理も併せて行うことができるため、ポジションサイジング手法の方がより重要と言えるでしょう。
簡単に解説しますと個別銘柄のリスク管理とは、これから運用しようとしている運用ルールにとって値動きの大きすぎる銘柄を除外する、という手法です。1ポジションのサイズを大きくとっていると、値動きの大きすぎる銘柄は予想外の損失をもたらすことがあり、安定した運用のためにはこのような銘柄を除外する事が有効な手段になります。このような銘柄には出来高の少ない銘柄や価格の低い低位株などがあります。
一方ポジションサイジングとは、一取引あたりで全資産に対してどれだけの資産減を許容するか、という考え方が根底にあります。銘柄購入後に10%の損失が発生したら損切りをする、というルールで取引している場合、1ポジションに全資産をつぎ込むと、一回の取引で全資産の10%をリスクにさらすことになります。しかし、資産を10分割して取引したとすると、一取引でリスクにさらす資産は1%になります。
連敗の可能性を考慮し、その確率が高いほど(つまり勝率の低いルールほど)、一取引でリスクにさらす資産は少ない方が良いでしょう。今回解説したような単純なポジションサイジング手法の他に、銘柄ごとに直近の平均ボラティリティを計算し、それを元に原資産に対するリスクを考えてポジションサイズを調整する手法もあります。この方法を使うと前記の個別銘柄のリスク管理を行う必要がありません。
冒頭で書いた「銘柄選び」「買うタイミング」「指標の使い方」はいずれもポジションを建てるときに関連したものです。しかし、リスクマネジメントの第一歩は適切なストップ(ロスカット)を設定することであり、これは手仕舞いの時に考えなければならない事の1つです。他にも低リスクで利益を伸ばすためのトレーリングストップや、各種指標を基にしたプロフィットテイキングなど、実は手仕舞い戦略の方がポジションを建てる時の戦略より重要と言えるでしょう。次回は手仕舞いの方法について書きたいと思います。
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