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2012年最初の相場

2012年最初の相場は上昇してスタートしました。数ヶ月続いていた下落トレンドのレジスタンスラインを越えた上昇で、年始早々上昇トレンドへの転換も期待されましたが、週の後半からは下落に転じ、元のトレンドの範囲内に価格が戻っています。
チャート上今日の相場は実はとても重要なタイミングで、10月末から続いている下落トレンドのレジスタンスラインと11月末から始まった上昇トレンドのサポートラインが交錯します。金曜日の日経平均終値は、ほぼちょうどこの交錯点上で終わっており、夜間の日経平均先物もほとんどこの価格を離れずに推移して終わりました。日本市場が休場している間に昨日のSGX日経平均先物は一時的に8,300円を下回る推移をしていましたが、夜間取引で再び交錯点付近の8,380円まで値を戻しています。今日、あるいはそれ以降に上昇か下落方向に大きく動いた場合には、そのまま動いた方向にトレンドが形成される可能性が高いと言えるでしょう。
目先には不安要因が多く、下落方向のトレンドが形成されると考える人が多いかと思いますが、これから形成されるトレンドの方向を予測して仕掛けるのではなく、実際にトレンドが形成されるまで待って、最初のリトレースメントを売買のタイミングとした方がより安全な取引ができますので、焦って仕掛けないようにまずは市場の方向性を見極めましょう。
今週は木曜日に大きな指標の発表が相次ぎます。なんと言っても重要なのがECBの政策金利発表と、それに続くドラギ総裁の講演でしょう。アナリスト予想では政策金利は据え置きとされており、これを外れれば株式市場は大きく動く可能性があります。また、ドラギ総裁の講演では改めて国債を無制限に買い支えることはしないとの内容が発表されるものと考えられますが、この方向性が変われば、市場は一気に上昇する可能性もあります。イタリア国債の利回りは再び危険水準とされる7%台に乗っていますし、スペイン国債も年を越えてから急激に調達コストが悪化しています。そろそろ各国政府が市場で調達できる限度を迎えていると考えられますので、世界中の投資家がドラギ総裁の発言に注目していると言っても過言ではないでしょう。
また、同日にはアメリカで小売売上高の発表も予定されています。若干の増加が見込まれていますが、世界経済が減速を続ける中で、アメリカ経済は年末から復調が期待されています。これを裏切る数字が出てくれば市場にとって悪い影響となりますので、注意が必要です。
予定がはっきりしている訳ではありませんが、S&Pによる欧州格下げも近々発表されるはずです。イベントの前にはポジションを取らない、というのがリスクマネージメントの基本ですが、もしポジションを持つ場合には損切りを確実に設定しておくように気をつけましょう。
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