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年末年始の相場展開

2011年の最終週となりました。今年はなんと言っても3月の大震災が大きな出来事でした。相場は急落し、振り返ってみればこれがトレンドの転換点でもありました。夏場にかけては一時は回復したものの、その後アメリカの債務問題や欧州ソブリン危機といった問題が発生し、タイの大洪水もアジアの経済に大きな影響を与えました。
2012年も年明けは引き続き欧州の問題が大きな材料となりそうです。特に3月までの間に欧州では大量の債権が償還期限を迎えるため、借り換え国債の入札動向に注意が必要と言えるでしょう。不調となればもちろん大問題ですが、そうでなくても利回りが高くなってしまうと連鎖的に国債の価値が下がる可能性がありますので、気をつけておいた方が良さそうです。
先週末時点ではギリシアの利回りが再び最高値を更新し、一年物ではもはや400%に迫っています。また、イタリア国債の5年物も再び危険水準と言われる7%ぎりぎりのところまで来ています。スペインやフランスの国債利回りも巡回ルートに入れておく必要があるでしょう。
日本の国債利回りはまだまだ低水準なのですが、CDSスプレッド(万が一国債が返せなくなった場合のための保険のプレミアムのようなもの)は12月中旬から上昇が始まっており、再び10月につけた最高値の150bps台に近づきつつあります。これも危険信号の一種ですので、年明けの相場にはよりいっそうの注意が必要と言えるでしょう。
今週は年末であまり大きな動きがないと予想されますが、相場参加者が少ない分、小さな材料でも大きく反応する可能性があります。先週に引き続いてアメリカの指標に注目が必要で、特に今日予定の消費者信頼感指数、木曜日の中古住宅販売保留数が大きな指標になります。
今年もあとわずかですが、大納会まで気の抜けない展開となりそうです。
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