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年末に向けての相場展開

先週の日経平均は月曜日の昼以降下落を続け、この一週間での下落幅は一時400円に達しました。目立った反発もなく、一本調子に下げ続けていましたので、そろそろ一旦反発があっても良い頃合いだと考えられます。昨日は北朝鮮の金総書記死去という思いもかけない大きなニュースが飛び込み、午後の取引で日経平均が大きく下げ幅を拡げました。この結果、日経平均は瞬間的にチャートを見ると先週月曜日以降続いている下落トレンドの下端に達し、そこから反発する形となって推移しています。積極的に上値を追う展開にはなっていないものの、大きな下落があったことでチャート上は反発しやすい形になったためと考えられます。
しかし一方で欧州の問題は依然として解決しておらず、さらに北朝鮮の情勢が急展開を迎えたことで、株式市場にはより一層重い空気が流れ始めています。北朝鮮情勢には年内に大きな動きはなさそう(恐らくあってもしばらくは公表されないでしょう)ですが、S&Pの格下げがいつ発表されるかがわからず、市場としては戦々恐々としている状態自体には変わりありません。このため、今日明日で日経平均は一時的に反発する可能性がありますが、その後は再び下落基調の動きになることが予想されます。
今週は火曜日に日銀の政策金利決定会合が開催されます。先週のFOMCでも欧州危機についての対応は発表されませんでしたが、日銀としても欧州への対応は特にないと考えられます。市場の側としてもFOMCのようにQE3を期待、というような空気はありませんので、見通しについての若干の下方修正程度で何事もなく終えるものと予想されます。
また、火曜日、水曜日、金曜日と連続してアメリカで住宅関連の統計が発表されます。火曜日は11月の住宅着工件数が発表される予定で、今回は大幅な改善が見込まれていますが、もし市場予想(+1.1%)を割り込むことがあれば株式市場に冷や水を浴びせることになりそうです。水曜日は中古住宅の販売件数ですが、こちらも注目しておいた方が良いでしょう。金曜日は新築住宅の販売件数です。こちらも+2.6%が見込まれており、この数値を割り込むか否かで市場の反応が大きく変わりそうです。
年末に向けて値動きの荒い相場が予想されますが、リスク管理をしっかり行って相場に望むようにしましょう。
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