坂本彰さんのブログ
危ない会社の見分け方
株式投資進化論では、損益計算書、貸借対照表の読み方に
ついて詳しく書かせていただきました。
今回は四半期決算短信などの有価証券報告書に記載されている
キャッシュフロー計算書を解説いたします。
キャッシュフロー計算書とは文字通り、キャッシュ=お金
の流れに関する報告書です。
どのくらいのお金が会社に入り、出ていったか?ということが
記載されているため該当企業が儲けている会社なのか、もしくは
危ない会社なのかが判断できます。
大まかに書きますが、キャッシュフロー計算書は主に
・営業活動によるキャッシュフロー
本業である営業活動によって得られたお金
・投資活動によるキャッシュフロー
設備投資や経費など、企業が繁栄するために使うお金
・財務活動によるキャッシュフロー
銀行借入、社債、増資など資金調達に関するお金
の3つが掲載されています。
理想の形は営業CF(キャッシュフロー)がプラスで投資CFと
財務CFがマイナスの形です。
営業活動でキャッシュを稼ぎつつ、将来の成長のために設備投資で
あったり広告費を投入しており投資CFはマイナス、
そして負債を減少させているので財務CFもマイナスとなります。
(理想の形をしていても、株価が上昇するかは別問題ですが
健全な会社であることは確かです。)
逆に買っていけない株は営業CFがマイナスの会社です。
本業で赤字の会社は利益を出すために、固定資産を売って利益
を計上したり借入金を増やしますので注意が必要です。
http://saig.livedoor.biz/archives/2406078.html