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システムトレードを学ぶということ

システムトレードを学ぶということは必ずしもメカニカルトレーダーを目指しているわけではない人にとってもとても有用なことです。システムトレードはそれ自体が勝てる投資手法を手順化したものであり、単純にそのルールに従うだけでなく、意味を考えながら運用をすることによって、裁量トレードでも役に立つ考え方を学ぶことができるのです。
たとえば、リスクマネージメントの考え方などがその最たる例でしょう。システムトレードには一売買あたりでどれだけの資産をリスクにさらすか、ということを考える必要があります。もちろん、これは裁量トレードでも必要なことなのですが、意識して実行できるトレーダーの数はそう多くはありません。根拠をもってリスクを限局するマネージメントを行える人となるとさらに少ないことでしょう。しかしシステムトレードを学んでいる人であれば、リスクマネジメントのために一売買にどの程度の資金を投入するかを考える必要があることは誰でも知っています。
もし、ポジションサイジングシステムについてより詳しく学んだことがある人であれば、リスク評価をもとにした損切りラインの設定方法や売買金額の設定をできることがわかるでしょう。これは株取引以外にも応用できます。たとえば先物取引で100万円の資金を元に取引を行う場合、全資金の1%をリスクにさらすことを許容したとします。この場合、一売買で取れるリスクは1万円です。日経平均先物ラージで一万円というのはたった1ティック(10円)にすぎません。これはリスクマネジメントの視点に立てば仕掛けた価格から1ティックでも不利な方向に価格が動いたら損切りしなければならないことを示します。言い換えればピンポイントに反発するタイミングを見極める必要があり、危険すぎることがわかります。
ではミニではどうでしょうか。ミニの場合はラージの1/10のサイズで取引を行いますので、100円の値動きを許容できることになります。この場合、多少余裕を持った取引を行うことができ、仕掛けた価格から反対方向に100円の位置に損切りラインを置けば良い、ということになります。これをトレンドラインを用いた仕掛けと組み合わせれば、建て玉枚数を決めるためにも使えます。例えばトレンドラインを割り込んだら失敗と考え、余裕を見てトレンドラインの2ティック外側(ミニの場合は1ティック5円なので2ティックは10円)にストップを置きます。この場合、トレンドラインから90円の位置で仕掛ける場合には1枚、40円で仕掛けるなら2枚、10円(トレンドラインぎりぎり)なら5枚の取引ができる計算になります。
このように、システムトレードの考え方は裁量トレードにも適用することができるのです。
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