ポイント
ダウ平均株価の大幅な下げを受けて、今日の日経平均株価も厳しいスタートになりそうです。8,270円の近辺での寄り付きを想定しています。ザラバも軟調な推移を警戒していますが、一段の大きな下げは避けられると見ています。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は248.85ドル、2.11%安で終えています。
下げの主な背景は2つ。 一つはムーディーズ社がフランス国債の利回り上昇が格付け見通しに影響すると指摘したこと。フランス(CAC)株価が3.31%下げました。
もう一つは、1.2兆ドルの財政赤字削減を目指した米議会の超党派協議が決裂したこと。
このため、ダウ平均株価は11時過ぎにかけて大幅に下げ幅を拡げましたが、その後は落ち着きを取り戻したように見えます。VIX指数は2.84%の上昇にとどまりました。しかも11時過ぎ以降は低下に転じていますから、投資家心理の悪化は比較的に限定的であった印象です。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,270円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。大きく下げてのスタートになりそうです。
ただし、日経先物夜間取引ではすでにこの水準を織り込んでいます。
気になるユーロ円はわずかに円高に振れたスタートになっていますが、大きな影響はなさそうです。
ドル円も同様な動きです。
今日は目立った経済指標の発表は予定されていません。欧米の動向から目を離せませんが、ザラバは軟調気味とはいえ一段の下落は避けられると見ています。
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