やっぱりそうなのかな?
政府・日銀が10月31日に実施したドル買い/円売り介入については、1日の介入規模としては過去最大となる7兆円台後半の規模だったことが、日銀が営業日ごとに公表する「当座預金増減要因と金融調節」で既に明らかになっている。介入を受けた31日の外為市場で、ドルは75円後半から一時79.55円まで急伸したが、その後は77円後半まで反落した。
しかし、31日以降の前週の外為市場では、ドルが77.85―78円付近で継続的に下支えされ、ドルの大幅な反落は起きていない。複数の市場関係者によれば、政府・日銀はドルの反落を阻止するため、同水準で継続的にドル買いを実施している可能性がある。
政府・日銀はことし、3月と8月にドル買い/円売り介入を実施しているが、いずれも1日限りの介入で終わっている。