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☆株は買ったら下がり、売ったら上がるもの

今日は今年3回目となる為替介入が行われ、対ドル/円が一時80円台に迫る勢いでしたが

その甲斐も無く、現在は77円台に逆戻りしています。

断続的な為替介入は無いものと足元を見られ

介入後はむしろ円買いに安心感が拡がっているようで、何だか藪蛇という感じがしますね。

 

さて今日は「買ったら下がる、売ったら上がる」という経験が多い方に

決して悲観する必要は無いというお話を少し・・・・・


よく「株は安く買って高く売るもの」と言いますが
取引には買い方と売り方しか存在しませんから

全ての買い方が安く買い、全ての売り方が高く売ることが出来たら
理論的に儲かるのは証券会社だけということになり、相場そのものが成り立ちません。
ですから実際には「材料が出る前に買い、材料が出たら売る」と同じ意味だと思います。

因みに買ったら下がる、売ったら上がるという経験をされた方は多いと思いますが

それは当然の成り行きで、理由は大きく分けて四つあると思います。

先ず、投資家が買いたくなる銘柄というのは

利益良し、財務良し、成長性良し、配当良しといった具合に、良しずくしの銘柄が一般的です。
しかし個人の多くは、好決算、上方修正、復配、業績の向上に繋がる材料の発表を知ってから

売り場に並ぶことが多いので
自分が買った後から、さらに買いたいという人は殆ど居なくなります。

そうすると株価は頭打ちとなり、今度は利益確定やロスカットの売りに押されて下がります。
買ったら下がり売ったら上がる、何で?とお悩みの方は

自信を失くす必要は全くありません。決して貴方だけではありませんから。

次に、今更言うまでもありませんが、個人が売り場に並ぶ時は、機関投資家にとって絶好の売り時です。
買った途端に大量の売りをぶつけられ、買ったら下がる原因になります。

三つ目は先日お話したポジティブ思考に関わりがあります。
つまり、弱気が支配していると、どうしても取引に慎重になってしまい

売り場の列に並ぶタイミングさえも遅れます。
真ん中辺りに並べばまだ勝機はありますが

最後尾に近い所に並ぶと、買った途端に下落ということになり兼ねません。
弱気はネガティブ思考の代表ですから、休む、開き直る、緑に親しむ

或いは自分の意思と逆の取引をするなどして、思考回路を切り替える必要があります。

 

四つ目は需給の判断です。

例えば上方修正や好決算が発表された直後に急落するケースがあります。

こういう場合は発表前に、強い期待感から買われ過ぎていた可能性があるので

事前にチャート分析を怠ったり、読み違えると、買ったら下がるを体験することになります。


そこで買ったら下がる、売ったら上がるという現象を少しでも回避するためには
得意な分野の銘柄を中心に売買する(情報を早めに得易い)
②売り場に並ぶ時は真ん中より前(但し深追いには注意)
最後尾に並ぶくらいなら、思い切って逆の取引をする

 (買いで並ぶ場合は売りですが、こういうケースは意外に多いと思います)

事前のチャート分析で、買い手の期待値を予測する(事前に大きく上がっていたら見送る)

⑤特定の銘柄に執着せず、速やかに方向転換する臨機応変さも大事

 

株は構造的に、買ったら下がり、売ったら上がるものだと予め認識しておけば

たとえ結果が裏目に出てもネガティブ思考に陥り難く

後悔を引きずることも防げるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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