三菱自動車と富士重工業は、9月中間決算の見通しをそれぞれ上方修正したそうです。
生産、販売台数が予想を上回ったことで、円高による輸出採算悪化の差損をカバーしたようです。
三菱自動車は、8月の発表に比べて売上高が275億円多い9075億円(前年同期比5.0%増)、営業利益が162億円多い342億円(同5.0倍)、最終損益が利益ゼロから106億円の黒字(前期は49億円の赤字)へと上方修正したそうです。
SUV(スポーツ用多目的車)「RVR」の欧州での販売が好調だったそうです。
富士重工業も、営業利益が80億円多い180億円(同68.6%減)、最終利益は90億円増の320億円(同28.2%減)へと上方修正したそうです。
東日本大震災による生産減で、北米市場では商品不足だそうですが、主力車「レガシィ」などの人気は根強く、販売促進費などを使わずにすんだことから、営業、最終利益を修正したとのことです。
当初の業績予想が保守的だったということも一つの要因であるかもしれませんね。