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現在のトレンドとシステム

先週は各国の指標が大きく下落しました。特にアメリカ市場は3年ぶりの下落幅となり、現在市場を包んでいる欧州危機やアメリカのリセッション懸念がいかに根深い問題かを表しています。ギリシア問題は先々週一旦解消に向けての動きがまとまったかに見えたのですが、その後の財務相会議で支援側の足並みがそろっていない状態が露呈し、再び市場の重石となっています。一度110%まで下がったギリシア国債一年物の利回りも、現在は再び元の水準に迫る勢いで上昇しており、150%を超えてくるのも時間の問題と考えられます。
昨日の日本市場もその流れを汲み、終値で年初来安値を更新しての大引けとなりました。昨日の下落で中期的な下落トレンドのアンダーラインをさらに割り込み、下落方向へのより強いトレンドに突入した可能性があります。各種指標は反発の可能性を示す数値となっていますが、欧州問題が根本的に解決していない以上は上昇しても一時反発で終わる可能性が高いと言えるでしょう。
逆張り型のトレードシステムを運用している方は買いのシグナルが出ているケースも多いかと思います。特に上昇トレンドやレンジ相場で効果を発揮するタイプのシステムは多くのシグナルが出ているはずです。しかし、今は上昇相場ではありません。下落トレンドに強いタイプの逆張り型システムではまだシグナルが出ていないでしょうし、転換点をねらうタイプの高勝率システムもまだシグナルが出ていません。もし、今現在でシステムに従って買いのポジションをたてるのであれば、相場状況に合わせた早めの損切りや利食いルールを使うようにしましょう。
トレードシステムにはその売買ルールが得意とする相場や不得手とする相場があります。現在の相場は上昇トレンドを得意とするシステムにとっては明らかに苦手な相場状況と言えるでしょう。単純にバックテストの成績がいいから、という理由でシステムを盲信のではなく、そのシステムがどのような相場が得意なのか、それ以上にどのような相場が不得手なのかを把握して運用することが重要です。
今週はアメリカで住宅関連の指標発表が続きます。昨日の新築住宅販売件数に続き、今日はケース・シラー住宅価格指数が発表され、木曜日には中古住宅販売件数が表示されます。また国内では金曜日に失業率の発表が予定されています。事前予想では前回と変わらず、となっていますが楽観はしない方がいいでしょう。この日は失業率の他にも消費者物価指数、鉱工業生産といった指標が多数発表されます。欧州でも金曜日に失業率と消費者物価指数が発表予定となっていますので見逃さないようにしましょう。
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