韓国のニュースですが、これを見る限り韓国内の裁判の方ではコピー商品を作った自国企業有利の判決しちゃっているみたいですね。
http://www.chosunonline.com/news/20110915000036
”韓国海軍が使用している76ミリ艦砲の技術をめぐり、韓国とイタリア企業による訴訟合戦が起こっている。韓国の裁判ではすでに韓国側が勝訴しているが、フランスの国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所でも同じ内容の審議が行われていることが、14日までに分かった。
企業秘密の侵害をめぐり争われている76ミリ艦砲は、2009年の大青海戦(大青島付近で起きた北朝鮮警備艇との銃撃戦)の際、韓国軍の哨戒艦にも搭載されていた海軍の主力兵器で、この海戦では北朝鮮艦艇を大破させた。
この艦砲が韓国海軍に最初に導入されたのは1975年で、当時、国防部(省に相当)がイタリアのオート・メラーラ社から購入した。その後、韓国の現代ウィアが164億ウォン(現在のレートで約11億4000万円)を投資し、2008年に国産化に成功した。
これについてオート・メラーラ社は「現代ウィアは2002年に国防部からこの艦砲を無償で借り受け、国産化を進めた」「現代ウィアは機密保持の義務がある国防部を通じて艦砲を手に入れ、当社の技術を盗んで製品を製造している」として、韓国国内の裁判所に訴えたのに続き、国際仲裁裁判所にも仲裁を申請した。
国際仲裁裁判所の仲裁判定は、韓国の裁判所が下した判決と同じ効力を持つ。
この裁判で韓国側は法務法人「広場」を、オート・メラーラ社は米国の大手法律事務所「クリアリー・ゴットリーブ」を代理人として立てた。
まず韓国の裁判では現代ウィアが勝訴した。ソウル中央地裁民事12部は14日、オート・メラーラ社が現代ウィアを相手取って起こした機密漏えい訴訟で、原告敗訴の判決を下した。
裁判長は「現代ウィアが開発した艦砲は、ステルス機能が追加されるなど、多くの面で性能が改良されている。オート・メラーラ社の艦砲技術はインターネットなどで一部がすでに公開されている点を考慮すれば、現代ウィアが国防部から借り受けた艦砲を分解し、逆設計して営業秘密を侵害したとはいえない」と判決理由を説明した。
裁判長はさらに「技術情報ではなく艦砲そのものを貸与したことについても、国防部は機密保持の義務に反したとはいえない」として、国防部にも非はないと判断した。
法務法人「広場」は「今回の判決は国際仲裁裁判所での審議にも影響を及ぼすだろう。国際仲裁裁判所でも現代ウィアが勝訴すれば問題ないが、もし敗れた場合には、国防部がこれまで進めてきた兵器の国産化と輸出にブレーキがかかるかもしれない」とコメントした。”
これ見ている限り、国際仲裁裁判所でイタリアのオート・メラーラ(オットー・メララ)が裁判を起こすのは当然でしょうね。
つーか、斜め上過ぎるだろ。ガンダムの裁判を思い出したぞ。これ。
コピー商品をいい加減、なんとかしろよ…>韓国