TAROSSAさんのブログ
電子部品7社は震災で全社が営業減益、日本電産を除く6社が減収
電子部品大手7社の平成23年4~6月期連結決算が出そろい、東日本大震災によるサプライチェーンの寸断や円高の影響で、全社が営業利益で減益となり、売上高も日本電産を除く6社が減収となったそうです。
下期には業績が回復する見方が強いですが、円高や電力不安による生産への影響を懸念する声も上がっているようです。
各社ともスマートフォンや太陽電池などの部品が業績を支える一方で、家電や自動車の生産落ち込みが響いたようです。
日東電工は工業用テープ、ロームは薄型テレビ向けのLSIが不調で減収要因となったようです。
アルプス電気は自動車向け部品が低迷し、最終損益は16億円の赤字(前年同期は32億円の黒字)に転落したそうです。
今後の生産見通しについて、村田製作所の副社長が「電力不足が続けば来夏の生産では海外増強も検討せざるをえない」と話したそうです。
スマートフォンや太陽電池だけでは支えきれなかったようですね。