大手総合商社6社の2011年4~6月期連結決算が出そろい、原油や金属など資源価格の上昇を背景に、三菱商事を除く5社が最終(当期)増益となったそうです。
各社とも通期見通しに対する進捗率は順調で、目標達成を見込んでいるようです。
鉄鉱石や石炭、穀物などの国際市況が高水準で推移したうえ、福島第1原発事故に伴う代替発電で、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)の調達が増え、業績を押し上げたようです。
一部で東日本大震災の影響もあったようですが、テレビ通販事業で節電商品が好調など、事業範囲の広さでカバーしたようです。
三菱商事は前年同期に300億円強の株式売却益などを計上した反動で最終減益だったとのことです。
足元の円高は海外投資に有利に働くものの、日本からの輸出には不利になるため、各社ともに減益要因としている。ただようですが、現在の円高水準が長く続くとの見方は少ないようです。
三菱商事も特殊要因で減益だったようなので、大手総合商社としては好調ですね。