態々、運転士がブレーキをかけなければいけなかったってことは自動列車制御装置(ATC)が止まってたのではないかとの事。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011072500820
”中国浙江省温州市の高速鉄道事故で、追突したD301列車の運転士が運転席で緊急ブレーキをかけたとみられる状態で死亡していたことが25日、分かった。同日付の中国紙・光明日報などが報じた。自動列車制御装置(ATC)が作動しなかったことを示す証拠の一つとみられる。
D301は先行列車に追突した後、高架から転落して大破。運転士は先頭車両の運転席から遺体で見つかり、胸にはブレーキレバーが突き刺さっていたという。同紙は「危険が迫る中、運転士は脱出することなく、果断に緊急ブレーキをかけ、多くの乗客の命を救った」と美談に仕立てている。
広州日報は列車の動きと運転士の動作を分析し、「夜間の走行中、前方に列車を発見して緊急ブレーキをかける時間は2、3秒しかない」という専門家の話を掲載した。
追突列車の先頭車両は、現場に掘った穴に埋められたことが判明。鉄道省報道官は「作業の危険を回避するための緊急措置で、証拠隠滅ではない」と釈明したが、重要な証拠となる運転席を含む先頭車両を壊して埋めたことに、さらに批判が高まりそうだ。”
…運転士の職業意識だけは褒めて良いかも。
もっとも事故の教訓が活かされなければ犠牲者も浮かばれないでしょうが。
…しかし、この調子だとなんか真相が出る前に適当な結論が出て終わりな気もしますが…ね。