宮浦宮境内に並び立つイチョウは、神武天皇ご東征前の仮の宮であった事を記念して
植えられたと伝えられています。

向かって右の木には、寛政3年(1791)の大火による傷痕があり、左の木には
明治10年(1877)の西南戦争で宮軍から受けた砲弾の痕が見られます。
これは、歴史の重みを伝える貴重な資料です。

右の木は、樹高約38m、樹周約7.55m、左の木は、樹高約38.6m、樹周
約7.6m、樹齢は共に1000年以上という説と600年程度という説があります。
春先には枝いっぱいに若葉を付け、秋は紅葉、初冬になると境内が黄色のじゅうたんを
敷き詰めたようになります。

昭和39年6月5日 県指定文化財(天然記念物)指定
田舎にはこんなご神木みたいな木が、お宮や神社などに有りますよね。
眺めるだけで心を癒されます。
そして、勇気づけられます。
境内から階段を下りたところが福山麓の3差炉の交差点です。

正面に桜島が見えます。