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震災後戻り高値の攻防


先週先々週と日経平均は上昇し、震災後の戻り高値の水準に近づいてきました。震災から一ヶ月過ぎた4月半ば、日経平均は上昇する理由がないといわれる中徐々に上げ幅を伸ばし、瞬発的に10,000円を超えました。しかしその後株価は徐々に下がり、6月中旬からまた反発を始めています。特にこの二週の上昇の勢いは強く、震災後の戻り高値付近で出来高の厚い層は既にクリアしてしまったと見ることもできます。さらに機能は取引中高値で再び10,000円を超えてきました。
しかも震災後の上昇は徐々に出来高が細っていったのですが、今回の上昇は出来高が変わっておらず、このままさらに上をねらうこともできそうな勢いがあります。
QE2の終了に伴う資金の巻き上げや不測の材料に警戒する必要はあるものの、ギリシア不安の後退という大きな材料があり、先週は日本だけではなく海外市場も大幅高、特にアメリカ市場は5日連続の上げとなり、通貨市場もユーロが強さを取り戻した一週間でした。
テクニカル的には明らかに過熱していますので一旦調整があると考えられますが、最終的にはその後上昇を目指して推移していきそうな雰囲気です。
今週比較的材料になりやすい指標は、木曜日の機械受注統計があります。5月分の発表となり、市場予測は前月比+3%と予測されています。4月に震災で減速した分、戻りの比率が大きい予想となっています。また、金曜日発表の国際収支も見逃せません。サプライチェーンの破綻、電力危機といった問題を超え、どこまで黒字をのばせるかが焦点となります。予想値は3060億円の黒字となっています。この数値は今後夏場の本格的な電力不足が発生したときの動向を占う数値にもなりますので、特に気をつけておきましょう。
海外で特に大きな動きは木曜日に予定されているECBの政策金利誘導目標値の発表です。市場の予想では利上げ(現行の1.25%から1.5%に引き上げる)が予想されていますが、ギリシアの状況もある中で本当に踏み切れるのかどうかが焦点となります。
また、アメリカでは木曜にADP雇用統計、金曜日に非農業部門完全失業率と雇用関連の統計量が発表されます。アメリカの雇用情勢はこれまで数ヶ月間緩やかな回復傾向を見せていますが、もし悪化するようなことがあれば市場に与えるマイナスの影響は非常に大きいと考えられますので、注視しておきましょう。
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