米政府も、事態の重さをようやく知ったようで、タイミングを計って、好材料を小出しにしていくでしょう。
「市場は下落で催促し、政府はそれに応えて対応策を出す」というやり取りが続くかと考えます。
「後手か先手か」で、市場の方向は正反対のものになるでしょう。分水嶺です。
（ファンドの都合の上下も忘れずに）
非現実的な相場の乱高下を目にしましたので、幻想的な作品で行きましょう
（なんか無理やりなこじつけだｗ）
『銀河鉄道の夜』
邦画。1988年
監督 杉井ギサブロー
原案 ますむらひろし
音楽 細野晴臣
遂に来たぞー、超メジャー作品。今更説明するまでもないかもしれない。
猫漫画のますむらひろしの作画をベースに、映像化不可能といわれた、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を、アニメ化した作品。
当初、宮沢賢治の親族は、アニメ化に反対していたらしい。たしかに、あのイマジネーションの世界を、2次元に具体化する試みは、かなり困難なものと思うのも無理はない。しかし、出来上がった作品の試写を見せたときには「素晴らしい作品にしていただきました」と、言われたそうだ。そのとおり、原作を損なうどころか、独特な世界を作ることに成功している。
あらすじは説明しても仕方がないので書きません。
主人公が「猫」であることが重要。現実と夢想の中間のような世界には、人間のキャラクターはマッチしない。異次元の話にも思えるし、現実の話にも思えるような世界を作るためには、中世的な「猫人間」であることに、必然性が出る。
途中、人間のキャラが乗車してくるのシーンがあるのだが、そこだけが不満。人間が登場してしまうと、「猫＝擬人化した人間のようなもの」ではなく、「ただの猫」になってしまう。
不満はそのくらいで、原作とともに後世に残る傑作です。
音楽はＹＭＯの細野晴臣。
うちの奥さんはこの作品が大好きで、学校の自習授業のときに見せたこともあるらしい。周辺の同世代が、意外にこの作品を知らないので嘆いていた。かなり有名だと思うのだけど。
ＤＶＤを買って持っていったら、大喜びでご機嫌だった。もっと機嫌が悪いときにすべきだったｗ
（米市場でいう利下げカードを1枚使ってしまったｗ タイミングが早すぎたかな）
