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なぜ負けるか - PER

株やstockという言葉には植物の成長に繋がる幹の意味がある。だから株式投資の王道は成長株投資と言われる。成長株投資に深く関連しているのがPER(Price Earnings Ratio)という物差だ。成長性が高いと思われている株はPERが高い。要は利益の何倍の価格、逆に言うと何年分の利益を先取りしているかということだ。PER20倍とは今の利益水準が続けば20年で今の株価と同じだけ会社が稼ぐことができるということだけど、そのときその会社がどのようになっているかなんて普通は誰にも判りはしない。このように考えるとPER20倍って高すぎると思う。PERだけでみたら今のご時勢でも100倍以上なんて株はざらにある。1980年以降の東証1部の平均PERが一番高かったのは2002年4月で、なんと697.9倍だった。よくPER10倍だから割安ですなどと証券マンが薦めたり雑誌に書かれたりするけれど、以上のことからPERだけを見て投資を考えるのはまったく意味のないことだと思う。短期のトレードであればなおさらPERが高かろうが安かろうが当面の数日間の動きにはまったく関係ない。私はファンダメンタルズを否定するものではないが、最新の決算報告ですら過去のデータの集積である。普通の経営者であれば売り上げの推移などは最低でも月単位では必ず把握して対応していくものだから、各投資家個人が遅れたデータを見て他の人(経営者)が決めた対処の内容も知らないで先を予測することはできるはずがないと思う。結局これらの情報を分析し予測をするアナリスト達の意見を投資家が人気投票の根拠として採用することで相場はある程度動いていくのだろうけれどそのアナリストやその(証券)会社は常に先に知っているアドバンテージを持っている。彼らの思惑に乗っていって果たして勝てるものだろうかと常々疑問に思っている。

 

本当の成長株であれば売り上げは年々増えていき、利益もそれに伴って急上昇する。今の利益水準に基づくPER自体あまり意味をなさない。大事なのは数年先までの事業計画と収益プランに基づく数年後の資産内容や事業内容を評価することだけれど、大金を融資をする銀行かバフェット氏でもなければやりきれるものではない。
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