桃の木川の風景 23年5月14日(土)17時35分

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桃の木川の風景 23年5月14日(土)17時35分

昔、学校の体育の授業で、頭だけで無く獣身も鍛えようと、先生に言われた。今になり、全くそのとうりだと思う。

 

今日は、前橋の、桃の木川のサイクリングコースを、自転車で軽い運動をしてみた。このコースは、以前、群馬国体で使用されたコースである。

 

天気は晴れ。湿度は低い。茶葉も芽を吹き、茶摘みも最盛期。雲も程程に有り、日差しを和らげる。

 

川鵜(かわう)や、かるがも、スズメ、ムクドリがいて、また雉(きじ)の鳴き声が聞こえた。草陰に隠れ、姿は見えない。川面にいるだけで、ヒトンチッド(植物の出す香り、一種の香、健康に良いとされている。)だろうか。いるだけで、心が澄み渡る。チキチキチキと,至る所で、姿、形は見えないが、さかんに鳴いている。あれが、夏鳥のよしきりだろうか。

 

スズメバチにも、出くわした。静かにしていると、去っていった。

 

釣り人がいた。岸の向こう側から、子供の声援。上って見てみると、少年野球の試合だった。珍しく、太鼓とトランペットで、高校野球の様に応援していた。

 

更に、上流に向かう。最近は自転車の健康ブームか。それらしい身なりのヘルメットをかぶり、サングラスの競輪選手の様な、サイクリングをする人に数人出くわした。若いのか、年配か、さっぱりわからず。

 

水彩画をしている、中年女性がいた。脇により,絵を見てみると、お世辞にもうまいとは言えない。そして、遠方の子持山の左右が逆に描かれている。山の三角が逆になっている。昨日は赤城が隠れていたので、こちらを描いたのだと言う。

 

また、釣り人に出くわした。今度は数人の集まりだった。そのうちの3人は、土手の上で、なにやら話している。さおの先が、引いていると大声を出すと、二十数秒経ち、そっとさおをあげた。「暇なので見ていてもしょうがない。」という。魚は逃げた後だった。

 

更に上ると、かるがもの幼鳥が川面から、水中に潜った。十数秒待って、顔を水中から、出すかと様子をみてみたが、そのまま、消えてしまった。

 

更に上流には、カラスがいた。いつも、威張った態度で、土手の上で何かをつついていた。近ずいても、逃げない。まったく、何時も、太ぶてしい。

 

やがて、目的地に着き、スーパーで、安いうな丼を食べ、ここから帰りは、来た時とは別コースになり、田園の中を帰途につく。しかし、今度はどうしても、車の騒音を少しは聞かなければならない。

 

できるだけ騒音を避け、舗装はされているが細い道を、アヤメの花、名前の知らぬ花を見ながら、辺りを見回す。庭の手入れをする人。騒音を出す、バイクの若い兄ちゃんが、追い抜く。昔、自分も数人で、夜中にバイクに乗り、高崎のひじり橋前の交番で言われた事が有ったな。

 

そして、住宅街に入る。ここから、つまらないコースとなる。狭い道路を車を気にしながら、田舎町のどこにもある風景となる。どこにでもある、我が家につく。

 

(20時27分、題名変更、少し修正。23時26分再修正)  

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