石油価格高騰で石油元売り３社が大幅増益も今期は減益予想

[TAROSSAさん]

ＪＸホールディングス、出光興産、コスモ石油の石油元売り大手３社の平成23年３月期連結決算が出そろい、東日本大震災で生産や物流関連設備が損害を受けたものの、石油価格の上昇を追い風に製油所の能力削減による利益率向上などで大幅な増益となったそうです。

 

震災の被害額が最も大きかったのはＪＸで、仙台製油所、鹿島製油所などの施設が被災し、計1260億円の特別損失を計上したそうです。

コスモは千葉製油所の大規模火災などの影響で57億円、出光は物流設備などの被害で53億円をそれぞれ特損として計上したそうです。

最終利益はＪＸが経営統合前の新日石、新日鉱両グループの前期実績の単純合算と比べて4.2倍の3117億円を確保したほか、出光は10.1倍、コスモは黒字転換したそうです。

 

平成24年３月期の業績については、「需要減の可能性が高い」など、各社とも減益を予想しているようです。

 

まだまだ原油高は続きそうですかね。