東京電力 国有化？ ￥130のストップ安

[ISAC.WaKSさん]

高濃度放射能汚染水が建屋外にも出たことで今日も東京電力は昨日比￥130安いストップ安となった。今日はこれ以上の進展はなさそうだ。なぜストップ安が前日終値より￥130安なのかよく判らないが、配当落ち分の調整によるものらしい。昨日の日中場の終値￥696に対して基準値は￥666となっているがこの差は年間配当￥60の半分に一致する。株価が￥500-￥699のときのストップ幅は￥100 なので今日のストップ安値は￥566ということになるらしい。

 

今日から東京電力について信用取引注意がでて「日々公表銘柄」となった。まだ実際の信用取引に制限はないが、売り規制などが入ると新規売りができなくなる。今後も信用の売りを継続して活用していきたいなら、信用売りの買戻しはせず現物買いの株数を増やして両建てにすることで調整する手がある。

 

東京電力を一時的に国有化する案があるらしい。目的は賠償をきちんとできるようにするためのようだ。東京電力が破産して賠償できないということにでもなれば、それこそ大問題だ。ただ、100％国有化ということも考えにくいし上場廃止になることもないだろう。国有化が株価に及ぼす影響はまだ判らない。震災前の株価￥2153から今日の株価￥566を見れば、すでに 3/4 破産したようなものだ。