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証拠金を4倍に

3/28から証拠金が4倍必要になる。追証続出になるだろう。

大阪証券取引所は3/28からSPAN証拠金パラメーターを270から990に変更すると発表した。このパラメーターは毎週初めに更新されることになっているが先々週の暴落の後も据え置かれたままだった。この影響を私なりに予測し必要な対処をしなければならない。

 

直接関係するのは先物とオプション取引だ。先物は売り買いともに証拠金が必要なので価格には直接の影響は少ないと思う。オプションの買いはリスクが購入価格までに限定されているので証拠金の多寡は関係しない。オプションの売りは証拠金アップの影響をもろに受ける。証拠金不足になって追証に追い込まれる人が続出すると思われる。私もCallとPutの売りの両建てが基本なので大きな影響を受けるかもしれない。強制的な清算など買い戻しをする必要に迫られる人が増えることで、オプションは一時的には値上がりするだろう。ただ、これはオプション価格形成の面からは一時的な波乱要因に過ぎないので一過性だとは思う。オプションの買い玉がある人は一時的に値上がりしたところを売る必要があるためにその見極めが難しい。寄付が最高値ということもありうる。気がかりなPutはNYの値上がりによる値下がり要因との絡みで寄付が注目される。

 

私は普通ボラティリティ(IV)が高く下落傾向の場合には必要証拠金は預入額の50%以内、IVが低い場合は25%以内とする基準を設けている。このところIVは高くなり下落してきたので売りの建て玉を増やしてきたところだった。3/25終りの段階ではこの比率は20%だから、証拠金が4倍になってもそれだけなら追証が発生することはないだろうと思う。しかし、オプション価格が値上がりすることで必要証拠金が更に上がる可能性もあるので、資金を追加するか買い戻しをするかどちらかの対処が必要になることも予想される。この場合寄付には買いが殺到するかもしれないし、タイミングが難しい。ともかくリスクが増えるときは撤退が原則なので、成行で撤退か場を見て撤退かの違いはあっても撤退することにする。寄付前の気配のチェックが重要だ。
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