昨日起きた東北地方の地震は日本の観測史上最大とのことです。地震発生時、勤務中だった私は仕事の段取り替えのためPCに向かっていました。ふと書類に目を落とすと自分の影が揺れていることに気づき、近くにあった天井クレーンの揺れによって地震を確信しました。
揺れ自体はゆっくりでさほど恐怖を感じませんでしたが、揺れている時間が長かったので不気味でした。三時の休憩の後仕事の確認に来た品管の課長に地震の事を聞くと、宮城県で震度7だと聞かされこれは大きい地震だと驚きました。
五時半から役職者による課内会議がありましたが近くを通る東名高速道路からはサイレンを鳴らしながらパトカーがちょくちょく走り去るので皆さんどこか上の空で会議が進みました。
結局いつもと同じ時間に帰宅しましたが、テレビは予想通り地震の報道一色でした。阪神大震災と同様に被害の把握は現時点では不可能と思われ、ただ一刻も早い被災者、行方不明者の救助が必要です。自衛隊による小学生の救出作業が報じられましたが、この闇夜の中救助を待つ人の心中を察すると誠に耐えがたいものがあります。
今、私にできることと言ったら一人でも多くの人が救助されてほしいこと、被災地域が一日でも早く復興することを祈ることだけです。祈ることしかできない無力な自分です。