27日、アメリカの格付け会社が日本の長期国債の格付けを1段階引き下げました。ところが、この格付けに対する菅総理の発言で波紋が広がっています。
「ちょっとそういうことに疎いので・・・」(菅直人総理大臣)
この発言に、政府内からは思わず、「コメントすべきでなかった」との声が漏れました。
きっかけは27日午後、アメリカの格付け会社「S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)」が日本の長期国債の格付けを8年9か月ぶりに1ランク引き下げたことです。
「民主党政権には債務問題に対する一貫した戦略が欠けている。社会保障と税制の見直しを行うというが、これにより政府の支払い能力が大幅に改善する可能性は低い」(S&P)
一般的に国債の格付けが上の場合、その国の信用力が高いことを意味し、経済の安定につながります。今まで、日本の格付けは上から3番目の「AA(ダブルエー)」。これが「AA-(ダブルエーマイナス)」に引き下げられたのです。これは中国やサウジアラビアと同じ水準で、金融不安がささやかれるスペインよりも下となります。
格下げが市場に伝わった午後5時前、為替市場では円相場が83円20銭前後まで一気に1円近く急落しました。
「民間会社の評価なので直接のコメントは差し控える。財政規律を守るんだというメッセージを、そのつど出していくことが大事」(野田佳彦財務大臣)
淡々とコメントする経済閣僚。こうした中、菅総理は・・・
「そのニュース、今、初めて聞きまして。今、本会議から出てきたばかりなので。ちょっとそういうことに疎いので、改めてにさせてください」(菅直人総理大臣)
「そういうことに疎い」・・・世界が日本をどう評価しているかという点を軽視しているとも取られかねない発言だけに早くも波紋が広がりました。
「考えられない発言、いやはや、すごい総理をいただいたものだ」(日銀幹部)
「財政赤字の削減が必要だと言いながら格下げについて疎いという発言が、一国の首相から出るという事態はあまり考えられない、やや非常識な発言。政府の財政再建に対する信用を失わせる意味がある。非常に大きな問題になる」(第一生命経済研究所・嶌峰義清氏)
「あまり総理大臣が発言すべき問題ではない。だから“疎い”と言ったことは正解だと思います」(与謝野馨経済財政担当大臣)
与謝野経済財政担当大臣はこう擁護しますが、国会でこの問題が取り上げられるのは避けられない情勢で、菅総理は自ら、また一つ火種を抱えた格好です。(27日21:41)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4635926.html
> 「ちょっと そういうことに疎いので ・・・」 (菅直人総理大臣)
ちょっと そういう表現は まずいので ・ ・ ・ は ? ないで しょうかぁ ~~ (;^_^A)
本来ならば、 「 ちょっと そういうこと “も” 疎いので ・・・ 」 と 言う表現が ? 正しいで しょうぉ ( ^ ^ゞ