平成22年11月中 国際収支状況(速報)の概要 ー報道発表ー

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平成22年11月中 国際収支状況(速報)の概要 ー報道発表ー

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【ポイント】

貿易収支黒字の減少(前年同月比)等により、経常収支黒字は3ヶ月振りに減少(同)。

Ⅰ 経常収支
経常収支:9,262億円の黒字(前年同月比▲1,731億円[▲15.7%]黒字幅縮小)

「所得収支」の黒字幅が拡大したものの、「貿易収支」の黒字幅が縮小し、また、「サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

1.貿易・サービス収支:1,604億円の黒字(前年同月比▲2,800億円[▲63.6%]黒字幅縮小)

「貿易収支」の黒字幅が縮小し、また、「サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、「貿易・サービス収支」の黒字幅は縮小した。

(1)貿易収支:2,597億円の黒字(前年同月比▲2,266億円[▲46.6%] 黒字幅縮小)

輸出・輸入ともに増加する中、輸入の増加幅が輸出の増加幅を上回り、貿易収支は2ヶ月連続で前年同月比で減少した。

① 輸 出:5兆1,459億円(前年同月比+4,381億円[+9.3%] 増加)

前年同月比で12ヶ月連続の増加(22年10月:+8.8%増)。

② 輸 入:4兆8,862億円(前年同月比+6,647億円[+15.7%] 増加)

前年同月比で11ヶ月連続の増加(22年10月:+11.5%増)。

[参考1]平成22年11月分貿易統計(財務省関税局)

(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

(1) 輸出:5兆4,398億円(前年同月比+4,517億円[+9.1%] 増加)

① 「主要地域別」では、対アジア(同+3,501億円[+13.0%]、うち中国(同+1,683億円 [+18.3%]))、対EU(同+601億円[+10.1%])、対中東欧・ロシア等(同+394億円[+54.0%])などが増加。

② 「商品別」では、鉄鋼(同+526億円[+21.2%])、金属加工機械(同+456億円[+107.3%])、原動機(同+304億円[+18.5%])等が増加。他方、電算機類の部分品(同▲225億円、[▲18.4%])等が減少。

(2) 輸入:5兆2,787億円(前年同月比+6,558億円[+14.2%] 増加)

① 「主要地域別」では、対アジア(同+3,650億円[+17.6%]、うち中国(同+2,018億円[+19.4%]))、対大洋州(同+1,060億円[+36.9%])、対米国(同+555億円 [+12.2%])等が増加。

② 「商品別」では、鉄鉱石(同+631億円[+82.9%])、音響映像機器(含部品)(同+563億円[+44.4%])、液化天然ガス(同+405億円[+17.8%])等が増加。


[参考2] 原油価格(石油連盟)

① ドルベース:82.21米ドル/バレル(対前年同月比+10.0%)

② 円ベース:42,073円/キロリットル(対前年同月比▲1.3%)

(2)サービス収支:▲993億円の赤字(前年同月比▲534億円 赤字幅拡大)

「輸送収支」及び「その他サービス収支」における支払増加等により、サービス収支の赤字幅は拡大した。

2.所得収支:8,229億円の黒字(前年同月比+946億円[+13.0%] 黒字幅拡大)

本邦企業の海外子会社等からの再投資収益の受取増加等により、所得収支の黒字幅は拡大した。

(注)上記Ⅰにおける過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額及び増減率は昭和61年1月)以降の数値による。

Ⅱ 資本収支
資本収支:▲5,187億円の流出超(前月:▲4,433億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲4,895億円の流出超(前月:▲1兆 345億円の流出超)

本邦企業による海外子会社の増資引き受け等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,510億円の流出超(前月:1,157億円の流入超)

年金資金等の買い越しを主因に、3ヶ月振りに流出(取得)超となった。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):1兆2,975億円の流入超(前月:▲2兆7,799億円の流出超)

銀行部門による売り越し等を主因に、21年12月以来11ヶ月ぶりの流入(処分)超となった。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲412億円の流出超(前月:1,852億円の流入超)

海外親会社等による本邦企業の株式売却等がみられ、2ヶ月振りに流出超に転化した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):5,524億円の流入超(前月:2,528億円の流入超)

輸出関連株を中心に買い越しとなったことから、2ヶ月連続で流入(取得)超となった。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2,685億円の流出超(前月:4,493億円の流入超)

中長期国債等の売り越しがみられ、22年6月以来5ヶ月ぶりの流出(処分)超となった。

[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

82.48円/米ドル(前年同月:89.19円/米ドル、対前年同月比7.5%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

112.64円/ユーロ(前年同月:132.98円/ユーロ、対前年同月比15.3%の円高)
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