DRAGON'さんのブログ
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【柳田法相辞任】各新聞社はコラムでどう伝えたか
…と言う纏め記事が47NEWSに有りましたので読んでみました。
http://www.47news.jp/47topics/e/184790.php
”初入閣で地元に錦を飾るはずの席で墓穴を掘った【中国新聞のコラム】
………▲「二つ覚えておけばいい」で辞任に追い込まれた柳田稔法相は違うようだ。「仲間で気を許しすぎた」「ジョーク交じりの発言」…。法相は「法の番人」としてとりわけ筋の通った言動が求められるはずだ。立場をわきまえていたら、こんな結末にはなるまいに
▲政治家を志し、初めて広島県議選に立候補した時の姿を思い出す。円高不況のまっただ中。解雇された仲間を救える社会にしたいと熱っぽく説いた。あれから二十余年。初入閣で地元に錦を飾るはずの席で墓穴を掘ってしまった
▲その軽さが伝染したのだろう。官房長官の「暴力装置」失言など閣僚発言の撤回、陳謝が止まらない。こんな体たらくが続くようでは、政権が倒れても「お気の毒だがやむを得ない」となるのか。(2010年11月23日付「天風録」)
最も「orz」なのは柳田稔前法相かもしれない【福島民報のコラム】
「orz」という絵文字が携帯電話のメールで使われている。oは人間の頭で、rは前のめりになって手を突いた上半身、zは正座のように足を折り曲げた下半身を表す。ひざまずいて前のめりになった格好を表している。
人がうちひしがれ、崩れ落ちる姿に見えることから、失意や落胆などの意味で使われることが多い。高校生の間では「試験どうだった」「もうだめ…orz」のようにやりとりされている。メールで的確に気持ちを伝えられない世代には理解しがたいが、簡単に気持ちを表現する新たな方法が常に生まれているらしい。
日本で今、最も「orz」なのは柳田稔前法相かもしれない。支持者の集まりでジョークのつもりで話した言葉がもとで辞任に追い込まれた。補正予算案を通すため-としながらも目はうつろだった。何も決めることができない政府を象徴するように、すべて後手後手に感じられる辞任劇だ。(2010年11月23日付「あぶくま抄 」)
大臣の政治センスをウェブ日記で確認したような気がした【河北新報のコラム】
▼自らを「ヤルキダくん」と呼びながら、この2カ月、やる気を示す何の発信も書き込めないなんて、よほど忙しかったのだろう。大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件に尖閣映像流出、裁判員裁判での死刑判決も続いた▼それでも国会答弁では二つの定型句を繰り出せばいいと、ジョークのつもりで能天気に言ってしまう。自分の言葉を持たない大臣の政治センスをウェブ日記で確認したような気がした
▼「心から反省し、国会審議には真摯(しんし)に誠実に対応していく」。繰り返した謝罪もまた定型句にしか聞こえなかった。ここまで信頼を失っては辞任も当然といえようが、菅内閣の痛手は大きい▼折しも先週、内閣メールマガジンの配信が始まった。名付けて「KAN―FULL BLOG」。日本の元気を回復する「カンフル剤」となる菅内閣の政策を分かりやすく届けたい、という。こちらも悪い冗談? カンフル剤が必要なのは内閣自身だろう。 (2010年11月23日付「河北春秋」)
接客で言葉遣いの大切さを学ぶことはなかったか【北海道新聞のコラム】
▼議員はみな大臣になりたがる。ために官との争いを好む-。兆民はその姿を<勢利(せいり)の餓鬼>とまで言い切った。貴族院を参議院に置き換えてみる。世紀を経て、この国の政治家はどれだけ成長したのか
▼大臣になれたのがよほどうれしかったのだろう。地元支援者を前に、二種類の答弁で事足りると胸を張ってみせた柳田稔参院議員が法相を更迭された
▼検察は不祥事で大揺れだ。市民は裁判員として人の命を左右する重い任に真剣に向き合っている。司法改革の重責を担う自覚が欠如していた。もっと早く辞めてしかるべきだった。手に職を付けたいと東大を中退して一時すし職人になった経歴の持ち主だ。接客で言葉遣いの大切さを学ぶことはなかったか
▼適任とした菅直人首相の眼力不足にあきれる。兆民先生なら政権の命脈を「このままでは半年もない」と喝破したかもしれぬ。(2010年11月23日付「卓上四季」)”
いやぁ各新聞共に辛辣な批評ですね。
ちなみに元記事にはそれぞれのコラムへのリンク先が有って全文が読めるようになっています。
各コラム共短い物ですし味が有りますので全文で読まれる事を、お勧めします。
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