【生化学工業】国内医薬品は堅調だが海外は逆風

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【生化学工業】国内医薬品は堅調だが海外は逆風

国内医薬品は堅調だが海外は逆風
<国内医薬品は堅調持続>
売上高の2/3を占める国内医薬品は堅調を持続しているが営業利益は06/3期をピークに趨勢的に減益傾向となっている。大型設備投資に伴う減価償却費増、研究開発費の増加、薬価改定に伴う原価高、北米市場の停滞、為替の影響(円高)などがその主要因である。しかし転換の糸口も見えつつある。来期(12/3期)業績に好転の兆しが出現すれば株価回復の契機となろう。それまで株価は横ばいと予想する。
<研究開発費増が営業減益の主要因>
11/3期2Q累計(4-9月)は0.6%減収、37.1%営業減益。(1)国内医薬品は関節機能改善剤アルツなどが好調、(2)海外医薬品は北米が一部民間保険会社が償還を厳格化したため低調、中国が伸びたものの合わせて2桁減、(3)試薬・診断薬および医薬品原体などの機能化学品は円高やヒアルロン酸の出荷の期ずれなどが影響し減収、�C研究開発費が新製品開発のため大幅増となり営業減益の主要因となった。
<12/3期は業績回復を予想>
株価は過去1年ダウントレンドだが次の理由から現水準近辺で下げ止まると見ている。(1)来期は業績が回復すると予想する。(2)実績PBRが1倍を相当割込んでいる。(3)手元キャッシュ水準が高く、配当性向も50%程度なので自社株取得により総株主還元性向を高める可能性がある。(森田 青平)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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