通期計画を再度上方修正、年間配当予想も増額
＜底堅い株価展開を予想する＞
為替前提の円高方向への見直しにも関らず、下期に上期以上の売上を見込み11/3期通期計画を1Q(4-6月）決算公表時から連続で上方修正し、同時に通期配当予想を増額した点は評価できる。主力産業車両はスルム化により四半期毎に黒字が生める体制となり、フォークリフトやコンプレッサーの需要見通しも従来に比べ明るさが増し、中期的な業績拡大が見込める局面となったことから、TIWは底堅い株価展開を予想。なお、約2億株を保有し同社株との連動性の高いトヨタ自動車（7203、以下トヨタ）株に底打ち感があることも株価の支援材料となろう。
＜上期は大幅増益、上方修正後の通期計画過達を予想＞
11/3期上期は主力自動車、産業車両部門とも金融危機後の前年同期から販売台数が大きく上向き、前年同期比16％の大幅増収となり、営業利益は黒字化するとともに計画過達で着地。通期計画を従来計画から売上高で300億円、営業利益で100億円上方修正。下期は車両、エンジン、産業車両で上期比販売台数増を見込み、下期の売上は上期を203億円上回る見通し。同社はトヨタの国内生産減などにより、下期のコンプレッサー販売は上期並みを見込むが、TIWは海外でトヨタ外に数量上ぶれ余地があると見ており、主に（1）コンプレッサー販売台数が同社予想を上回る、（2）為替の減益影響が同社計画内に収まる、などを想定し、同社計画過達を予想。（高田 悟）
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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