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260億円ですむとは思えない。

2010年9月中間連結決算、
売上高にあたる営業収益が前年同期比26・6%減の1290億円、、
税引き後利益が前年同期から128億円ダウンの33億円赤字に転落。

過去に取り過ぎた利息の返還に備えた引当金を新たに約260億円計上、
人員削減などに伴う経費約60億円が組み込まれた。

しかし、破綻した武富士が不当金利時代(金利27.8%)の経常利益の累積合計から
実に3分の1以上の資金に当たる約4336億円を喪失し、
破綻した事からもわかるように、260億円程度で済むわけはない
というのは自明だろう。

さらにこの業界が今後支払わされるであろう
過払い金の総額は約10兆円と言われており、
その業界内でも最大手となっている数社の状況悪化は時間の問題だろうといえる。

こうした中「9月の武富士(破綻(はたん))の影響で
経営環境の不透明さが増している」と釈明し、
11年3月期連結決算の業績予想の公表を見送った。

利用者から過去に払い過ぎた利息の有無や金額についての10月の開示請求は、
前月より約25%多い1万8200件に膨らんでいて、今後も増加するだろう。
CDSリスクも活性化しつつある。

次に大手サラ金の中に破綻が起きれば、
この業界関連市場のパニックも避けられないだろうし、
金融モラルの改善とシステムの再構築のためには、
この流れを変えることも、不可避だろうとは思われる。
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