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漢字は日本語である-漢字訓

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 この間、本屋で来年のカレンダーカードをもらったら、裏面は「新潮日本語漢字辞典」のPRだった。

『漢字は日本語である』というタイトルに続けて
「吃驚」とかいて「びっくり」と読む。
これ、「漢字訓」といいます。
日本人の巧みな言語表現の結晶です。
とあった。
 そして以下の12の漢字訓が挑戦せよとでも言うように、振り仮名なしで書いてあった。
土筆(つくし)
雲雀ひばり)
梅雨(つゆ)
紫陽花(あじさい)
七夕(たなばた)
向日葵(ひまわり)
浴衣(ゆかた)
蜻蛉(とんぼ)
紅葉(もみじ)
牡蠣(かき)
独楽(こま)
氷柱(つらら)

 なるほど、あらためてこうして眺めると、確かに美しい漢字表現だと思う。漢字訓は詩歌によく使われているので、思いつくままに挙げておこう。
馬酔木(あしび)
水母または海月(くらげ)
胡桃(くるみ)
玄人(くろうと)
素人(しろうと)
秋刀魚(さんま)
石楠花(しゃくなげ)
辛夷(こぶし)
田螺(たにし)
雪崩(なだれ)
薔薇(ばら)
百舌鳥(もず)
虎落笛(もがりぶえ)※これは変換できなかった。
連翹(れんぎょう)

 思い出そうとするとなかなか大変だけど、ほとんどは日本語変換で正しい漢字が出るので大変たすかる。そうでなければとても書く気にならない。

 明治時代の小説ではルビをふるのが普通だったので、小説家は漢字訓を自由に作って用いていた。
 例えば漱石の「我輩は猫である」では
薬缶(やかん)→缶は略字、実際は難しい漢字が使われている。
加之(のみならず)→漢文の「之に加えて」をそのまま使用。
肝心(かんじん)
分別(ふんべつ)
食物(くひもの)
隣家(となり)
三馬(さんま)→ 魚の秋刀魚のことなのにこれを使ってないのは何故だろう? まだ秋刀魚は発明されてなかった?
炬燵(こたつ)
我儘(わがまま)
波斯(ペルシャ)
てな具合に自由に使っていて面白い。
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