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逆指値+成行 のみ

私はいくつかの証券会社で取引していますが、その中のひとつがIDO証券です。
このメモはIDO証券の宣伝でもなければ批判でもありません。ただひとつユニークな点があるのでその点についてコメントします。

順張り投資が基本の私にとって逆指値注文機能は必須用件です。たいていの証券会社のシステムでは逆指値注文は例えば「株価が100円以上になったら(逆指値)、99円(指値)で買い」というように逆指値の指定とそのあとの指値注文がセットになっています。もちろん逆指値条件達成後の注文形式として指値に変えて成行を選ぶこともできれば不成などいろいろの選択肢があるのが普通です。ところがIDO証券では逆指値はすなわち「逆指値+成行」を意味します。他の選択肢はありません。寄り付きがすっ高値の場合など買わずにパスするためにも「逆指値+指値」は必要な場合が多々あります。この仕組みに変わった直後は融通風の利かないシステムだなと思ったもんです。

しかし、私はシステム売買を基本としていますが、たいていのアルゴリズムはシグナルが出れば成行というのが基本設定になっています。このIDO証券のシステムでは逆指値条件達成後の注文はすべて成行なので、その後の指値で悩む余地はまったくありません。いまはこのシステムを小型融資銘柄の売買にすっきり活用しています。成行注文に抵抗を感じる人にはこのシステムに慣れることで成行注文にも慣れる効果があるのではないかと思います。

たぶん受注発注システムを簡便にするため、IDO証券としては苦肉の選択だったとは思うのですが、かえって制約のある良さを感じています。
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