ISAC.WaKSさんのブログ
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デルタ調整
オプション取引のショートストラングルで安定収益を上げています。
オプションの売りはリスクが高いと考えて敬遠する人が多いけれど、コールの売りとプットの売りを併せることでリスクはかなり少なくなり、時間的価値を利益に変えることができやすくなります。この場合重要なのはデルタニュートラルという考え方です。
昨日は日銀の円売り介入で株式市場も急上昇に転じました。こんなときはデルタがニュートラルから大きくずれてしまうのでオプションの建て玉を変えて(売り買いして)デルタを調整しなければなりません。また、相場が大きく動くときはショートストラングルでもリスクは高くなるので、建て玉を減らしておいたほうが安全です。本当はデルタニュートラルが崩れた(例えば上昇すると利益になる)状態から相場が思惑通りの方向へ動いてくれれば一番美味しいのですが、反対に動けば手痛い損失をこうむります。まあ、馬の背に乗っているようなもので右にも左にも損をする可能性がありますが、ちゃんと乗ってさえいれば安定した収益が得られます。安心して乗るためには暴れ馬ではこなしきれません。
普通の株の売買では相場が大きく動いてくれたほうが利益になりやすい傾向があります。オプションのショートストラングルは動きが少ない方が利益になりやすいので、両方実施しているとうまくヘッジしてくれることになります。
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