11/3期会社計画を下方修正したが、更に下回る可能性がある
<市場平均を下回る株価展開を予想する>
TIWでは市場平均を下回る株価展開を予想する。7月までの単体売上高の動向を見るに、7月売上高は前年同月比でマイナスとなり、11/3期売上計画未達の可能性が出て来ている。また11/3期1Q(4-6月)決算で利用運送費を中心としたコスト増の懸念が生じ、利益計画もまた未達の可能性が出て来た。このため、これらの懸念材料が払拭されない限り、積極的な評価はしづらいと考えている。
<早くも11/3期会社計画を下方修正>
11/3期1Q業績は3,985億円(前年同期比7%増)、営業利益57億円(同3%増)となった。今後、航空運賃などの利用運送費の増額や燃油価格の単価アップなどによるコスト増が見込まれるとの見方から、会社側は11/3期通期計画を利益面で下方修正し、営業利益455億円→385億円とした。
<下方修正するも、まだ計画未達懸念が残る>
4-7月累計では上期売上高計画を上回る状況が続いているが、7月単月の単体売上高は減収になるなど、内需の戻りの遅れで今後、計画達成が阻まれる可能性が出て来た。また利用運送費の増加などのコスト増が今後見込まれるが、下期の利益計画は期初前提のまま据え置かれており、利益計画もまた未達の可能性が拭えない。このため、TIW業績予想を下方修正した。(高辻 成彦)
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