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ダウ反発、下げ止まるか

27日の日経平均は8991.06(+84.58) 雲、基準線、転換線の下、ボリンジャーはマイナスσの下、MACD RCIは底ばい。週足も基準線、週足転換線の下だが、週足雲の下限9001のすぐ下まで戻してきた。週足ボリンジャーはマイナス2σ8935の近辺でなお下降の勢いは極めて強く、週足MACD週足RCIもなお下降。為替をみて、目先買い戻しがはいり、週足の節目を回復できるかどうかというところにきているが、まだ当座の買戻の域をでていない。

ダウは10150.65(+164.84)基準線、転換線の下だが、雲の下限10156のすぐ下まで回復してきた。ボリンジャーはマイナスσの下、MACD RCIは底打ち反発。週足基準線、週足転換線の下だが、週足雲の上限10136の上まで回復、週足ボリンジャーはTP10225の下、週足MACD週足RCIは下降。中期の節目を回復、下げ止まりの兆候がみえるかどうか、という水準。

ドル円は85.22雲、基準線の下だが、転換線84.90を上に抜けてきた。ボリンジャーはマイナスσ84.94の上に抜けてきている。MACD RCIは下降。反発してきているが、まだ買戻しという動きをでてはいない。

 アメリカのGDP改定値が予想より良かったことをうけて、ダウは反発。また管首相の介入示唆発言をうけてドルが買い戻されたようだ。とはいえ、GDPの下方修正がプラスに変わったわけではなく、また介入といっても協調介入はありえずさらなる金融緩和や景気対策の効果もさだかではないので、どれほどの力になるかは不透明だ。
 実際、ダウはなお短期も中期も基準線の下にあり基調はなお下降で、下げ止まるかことが多少期待できるかどうか、という水準。週足の雲の上限、日足の雲の下限をなんとか維持できれば、下げ止まりを期待できると思われるが、まだ明確ではない。日経平均も基調は短期も中期もなお下降であるが、週足雲の下限の近辺まで戻してきており、この調子で雲の下限9001をきちんと回復できれば、下げ止まりの兆候になる、かもしれない。 ドル円は日足転換線まで戻してきているが、基準線は86にあり、6月から基準線を一度も回復出来ていない状況にあり、ドル安円高の基調を打破したとはまだとてもいえない水準にある。
 ただ、アメリカの10年物国債のチャートは、日足では転換線2.565%を超えてきたところだが、RCI,MACDとも明確に上向きはじめており、週足も基準線、転換線の下ながら長い下ヒゲをつけていて、底打ち反発を期待させる形にはなっている。もっとも10年もの国債の金利の月足チャートでは、MACDもシグナルを切り、RCIも下降を続けており、ボリンジャーバンドも広がっており、金利低下の長期トレンドの勢いは極めて強く、これが本格的に押し戻す動きになるかどうかは、楽観できない。アメリカの各種景気指標が、二番底をめざす動きになるのか、それとも緩やかに上昇に向かうのか、が問われているが、どうも明るい材料が乏しいという状況を写しているようだ。
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