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【エルピーダメモリ】モバイル市場での成長を取り込む戦略は正…

モバイル市場での成長を取り込む戦略は正しいと考える

<株価はモバイルでの成長を織り込んでいないとみる>
最近の株価下落は欧州経済情勢悪化によるPC需要の減速、DRAM設備投資増額による今後の需給バランスの悪化懸念、円高、資金調達リスクなどを過度に意識した為とみられる。モバイルDRAM分野での中期成長ポテンシャルを市場はまだ織り込んでいないとTIWでは判断、株価の上昇余地は大きいと考えている。  
<1Qの営業利益は過去最高を更新>
11/3期1Q(4-6月)業績はほぼ想定内ながらも、営業利益は444億円と3四半期連続で過去最高を更新。1Qのビット成長率(容量ベースの伸び率)は4Q(1-3月)比8%増と会社ガイダンスを上回った。平均売価は4Q比9%上昇と底堅い推移。2Q(7-9月)のビット成長率について会社側は1Q比 5〜10%増とのガイダンスを示した。
<モバイル用の収益が下支えしよう>
モバイルDRAMの収益性は足元ではPC用DRAMに比べて見劣りするが、モバイル用は価格低下は緩やかで安定しており、PC用が厳しい時でも利益を確保できる。コスト競争の激しいPC用から一歩距離を置き、高付加価値で自社の強みを活かせるモバイル市場で存在感を示す戦略は正しい方向とTIWでは考えている。年末頃よりPC用DRAM需給が予想以上に緩む可能性はあるが、拡大するモバイルDRAMの収益がある程度の下支え要因になると期待される。(服部 隆生)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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