呑気呆亭さんのブログ
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Picks に関して考えること
コミュニティ掲示板 「もっとつくって!みんかぶ」 の『picsのポイントについて』 <<http://minkabu.jp/community/topic/show/9586>>の2番目のコメントに、小生の Picks とおぼしき例が引用されている。
<<引用>>
2010/07/05(07:37)
ちょっと見ていた事例です。こういうのって、意味ないですよね。
JAL
(9205) 2010/01/20
(00:03) 2 2010/02/03
(10:23) 1 +50.00% +145.12 [1]
<<引用終り>>{追記:引用したコメントは、この日記を書いた後で削除された}
これは、小生がみんかぶさんに会員登録した2日後に建てた Picks に該当するようだ。
小生は この日より前に、2つの売りPicksを建てている(http://minkabu.jp/blog/show/205249)ので、3番目のPicksである。
ところが、上記のコメントで書かれている内容/解釈と小生の認識はかなり食い違うのである。1月23日付けの小生の日記(http://minkabu.jp/blog/show/206330)に簡単に書いてあるのだが もう少し詳細に説明を加えることにする。
そもそも、小生にはJALの売り予測を建てたという認識は全く無かった。
JALに関する個別銘柄のページに、「売買予想(個人投資家の売買予想)」とは別に「株価診断(独自分析による株価診断)」という記述があり、そこには、当時のJAL株価が『割安』であるとの診断が下されていた。
どう考えてもこの判断は適切ではないと判断したので、株価診断結果「割安」に反対 という意見を表明することにした。
つまり、「割安」という株価診断に対して、『「反対」する』というボタンを押したのである。
この説明で既に気付かれた方も居られるはずだが、 Picks には、「売買の予想」と「株価診断」の両方が含まれているのである。
不適切な株価診断に対する正当な反対表明が、ポイント稼ぎの売りと解釈されたのではたまったものではない。
この点を含めて Picks の問題点を考えて頂きたい。
蛇足ながら、自分の投資判断の材料に適しているかどうかで Picks の良し悪しを判断するのは本末転倒の気がしてならない。 (^_-)-☆
あえて辛口のコメントをさせて頂いた。
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私は、どちらかと言えば、呑気呆亭さんの意見に同意です。
もちろん、picksを適切なものにしたいという方の意見もわかります。
双方の立場がせめぎ合う問題なので、簡単に解決できる問題ではないでしょう。
現実路線として、OPENなSNS環境では、個人の売り買い予想、株価診断に、個々人の様々な思惑で予想がなされているわけですから、その個々人の想いを制約するのはいかがなものかと考えます。いくら株式投資に焦点が当てられているとはいえ、様々な思いで不特定多数の方が参加しているSNSですから、その特質を見抜く事も大事なのではないかと思います。
私の予想?いろんな思惑で入れてます。好き嫌いもpicksの材料です。野村HDは嫌いだから売りにしてますし。
コメントありがとうございます。
Picks やアクセスに関するランキングに関しては、様々な場所で問題点が指摘されています。
ランキングに関しては、主催者(=みんかぶさん)が明確なルールを設定して運用するべきであり、その中で主催者の意図を実現するような工夫が生かされるべきだと考えています。
しかし、現実に運用してみると、当初予想しなかったような問題点が浮かび上がります。こんな時には、ユーザーの意見を反映しながら、問題点を解決出来るようにルールを修正/変更 するべきです。
アクセス数ランキングに関しては、何らかの意図を持った(?)方々が、組織票を入れているように思われます。 具体的な方法に関しては、既に他の方がいくつかの可能性を指摘しておられるので繰返す必要はないでしょう。 みんかぶさんにとって、アクセス数増加は企業価値を高める結果になるので、表示スピードが非常に遅くなる等のトラブルが起こらない限り、対応はされないでしょうね。 このランキングをどう評価するかは、各人の判断でよろしいかと思います。
Picks に関しては、バーチャルトレードと同一視している方が多いようなので、「株価診断」の側面があることを再認識していただきたくて この辛口の日記を書かせて頂いたわけです。
平均ポイントによるランキングの他に、合計ポイントによるランキングが存在する理由は、前者だけではランキングが長期間固定化してしまうという弊害を克服するために新しく導入されたことがうかがえます。 特に、優良株をバイ&ホールドといった投資法で長期的に運用する投資手法を評価するには、平均ポイント以外のランキングが必要だったと思われます。
しかし、今のままでは、たくさんのPicks を建てた人が合計ポイントで有利になるという弊害が存在する事も事実のようです。
現状の問題点を指摘して、みんかぶさんに適切な(具体的な)改善を要望することには賛成です。
しかし、あくまでも現状の正しい認識に基づいた指摘であるべきだと考えます。この意味で、Picks の株価診断という忘れられた(?)側面を思い出して頂きたいと思いました。
どうもよそでやっていることを、みんかぶにも求めているようです。
彼らの言い分で行けば、日興のバーチャルトレードにすればいい。
全てを求めすぎです。
3ヵ月ごとにランキングされるここのシステムだと、実際のトレードと同じで、一度お金を失うと復帰できません。
極めてリアルな取り引きです。
みんかぶさんの懐具合もあるので色々要望しても無理なことも多いようです。
確かに気に入らない会社だから売るというのも気に入りました。
こんな遊びができるのもここのいいとこですね。
自分の都合の良いようにルールを変えようとするのはいただけません。
途中でルールが変わって何度も痛い目に会っています。
将棋ではこんなことありません。
コメントありがとうございます。
不必要なギクシャクが生じているのは非常に残念ですね。
おっしゃるとおり、議論の基本的な部分で認識の違いがあるようです。
Picks を、現実の取引と うりふたつのバーチャル取引にしたいと考えている人もおられます。 他方、自分の投資判断に便利な道具にしたいと考えている人もおられます。
現状の Picks は、「売買予想」と「株価診断」の二つの側面を持った概念です。 この点ですでに、バーチャル取引とは異なるのです。
Picks では、利益率+経過日数+強気判断 の3つが ポイント計算に使われています。 現実の投資の世界で重要である 投資資金とか株数といった概念が有りません。{あえて言えば、強気判断が、通常の2倍の売買に対応します}
従って、Picks では、買い増し・売り増し・ナンピンなどは出来ません。 これらの点でバーチャル取引と明確に異なります。
これらの違いは、「株価診断」を「売買予想」と同列に扱うための工夫なんだと思います。
経過日数に因るポイント数の減少も、なかなかうまくできた仕組みなんです。Picks を建てたままで活動を休止した幽霊会員のポイント・ランキングを下げる効果があります。
現在の Picks の概念や特徴を正しく理解した上で、それを改善する提案が出されるのなら建設的な議論が出来るんだと思います。 安易なルールの変更だけは、極力避けたいものです。
上記は、あくまでも呑気呆亭の私見です。 皆さんの自由な議論を妨げるものではありません。
*****************2010/08/18(16:27)
たしかに荒稼ぎをしている方がおられるようです。
> 成功すれば100ポイント、失敗しても50ポイントなので
強気でPicksを建てると、うまく行けば 600ポイント 失敗すると -300ポイントということですね。 すごいことを考える人がいます。 (^_-)-☆
1円買い2円売りのスキャルピングは、現実の取引でも可能ですが、回転率が悪いので手数料に食われてしまうことは ご指摘の通りだと思います。
バーチャル取引で高得点を得る手法(昔はびこりましたが、現在は禁じ手として封印されているはず)と共通点がありますが、Picksならではの特徴も織り込まれています。
小生のコメントは以下の二点です。
①Picksの得点システムの弱点を突いたちょっとずるい手法かな
②現在のPicksルールから見れば合法的な手法かな
どうしたらこの「ループホール」を塞げるかと聞かれると、バーチャル取引の弱点が露呈することになります。
人工的な(現実とは似てない)ルールを更に導入することになるのかな?
Picks には、「売買の予想」と「株価診断」の両方が含まれている事を考えると、あまり人工的なルールは導入したくないですね。
*******************2010/08/18(21:26)
議論されているようなPicks建ての善悪に関する価値判断は各人におまかせする事にして、ここでは統計的な見地から議論してみることにします。
まず、この銘柄は 2円売り1円買いの大きい板の間でのみ売買が成立していると仮定します。
次に、クレアHD(1757) の加重平均約定価格を見ると、1.2558円(本日の値)なので、
1円約定と2円約定の割合は3:1であると仮定します。
成行買い注文を出した時に1円で買える確率は 3/4
成行買い注文を出した時に2円で買える確率は 1/4
更に
成行売り注文を出した時に1円で売れる確率は 3/4
成行売り注文を出した時に2円で売れる確率は 1/4
従って、
1円買い 1円売り(獲得ポイントは0)の確率は 3/4×3/4=9/16
1円買い 2円売り(獲得ポイントは+600)の確率は 3/4×1/4=3/16
2円買い 1円売り(獲得ポイントは-300)の確率は 1/4×3/4=3/16
2円買い 2円売り(獲得ポイントは0)の確率は 1/4×1/4=1/16
期待値を計算すると
0×9/16+600×3/16-300×3/16+0×1/16=(600-300)×3/16=900/16=56.25
10回Picksを建てれば、562.5 ポイント獲得ですね。 (^^♪
ちなみに 加重平均が 1.5円(1円約定と2円約定の割合が1:1)だと、期待値は 75.00 ポイントになります。 (^_-)-☆
***************************2010/08/19(17:18)
公衆赤電話さん こんばんは。
ご指名でのコメントありがとうございます。
{注意:上の説明で、Picksでの買い/売りを、 「成り行き」として表現しましたが、これはみんかぶさんの表現に従っただけで、ザラ場での成り行き注文ではありません。現実のスキャルピングでは、指し値を使うことになります。}
小生の上記の計算で、金額ベースでの損益期待値を求めるとちょうどゼロになります!!
1円の得と1円の損が同じ確率で出てきますので、差し引きゼロになり(手数料分だけ損をし)ます。
つまり、この操作でポイントが稼げる唯一の統計的根拠は、Picksポイントが 1円の利益と1円の損失で非対称(600ポイント vs 300ポイント)であるという点です。
みんかぶ固有の抜け穴を利用した卓越した手法だと感心しています。 (^_-)-☆
これに比べれば、TOBやMBOの発表された銘柄を買ってポイントを稼ぐ方法は、
ストップ高比例配分の株がPicksでは 100%買えてしまうという非現実的な側面を悪用したもので、バーチャル取引共通の問題点です。
> 真面目にやってる自分がバカに思えてきたよw
現在「平均ポイント」で一位を獲っておられる方は、上述のTOB/MBO銘柄(複数)で稼いでおられます。 (このことは 知らない人の方が 少ないのでは?)
残念ですが 今まででも公平なゲームにはなっていないのです。 (>_<)
上のコメントでも書きましたが、Picks には、「売買の予想」と「株価診断」の両方が含まれている事を考えると、ポイントの多寡にこだわらず 一種の知的ゲームとして対応するのが正解ではないでしょうか? (^^♪
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