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【サッポロホールディングス】酒類・飲料事業で収益構造改革進…

酒類・飲料事業で収益構造改革進む。不動産の含み益表面化も注目材料
<含み資産を評価しつつ、収益拡大期待を織り込む展開>
株価は足元低迷しているが、不動産事業の安定収益や豊富な含み資産を評価しつつ、収益構造改革の進展や内外の業務提携等による収益拡大期待を織り込み、強含みの展開を予想する。10/12期1Q(1-3月)の実績PBR1.41倍と、含み資産評価は株価にかなり織り込まれていると考えるが、賃貸用等不動産の時価開示により再評価される可能性もあろう。天候不順等の影響もあって、1-5月のビール系飲料(ビール、発泡酒、新ジャンル)の課税数量は、業界全体で前年同期比5.7%減と想定以上に低迷。同社も業界平均並みに低迷しているが、販促費のコントロール等による収益構造改革が進展しており、10/12通期では営業増益を確保するとTIWでは予想する。
<賃貸用等不動産の時価開示>
10/3期以降の決算に、賃貸用等不動産の時価開示が義務付けられており、同社も10/12期決算発表時には、恵比寿ガーデンプレイスを中心とした賃貸用等不動産の含みが明らかになる。賃貸用等不動産の注記による開示であり、製造工場や本社等は対象外。しかし、恵比寿ガーデンプレイス(面積4万7,000�u、09/12期末の土地簿価162億5,600万円)だけでも、同社の現在の株式時価総額に近い含み益があると推定される。なお、09/12期の不動産事業は賃貸料中心に営業利益75億円を計上、10/12期は新規取得不動産もあって80億円を見込む。(佐藤 謙三)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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