POの可能性はあるが、予想分配金利回りは魅力的な水準
<予想分配金利回りは魅力的な水準>
10/8期(3-8月)、11/2期(9-2月)通算のTIW予想分配金利回りは6.9%。LTV(有利子負債比率)は上限の目処とする45%に近付いており、物件取得による外部成長を図る場合にはPO(公募増資)が必要。現状の投資口価格ではPBR1倍未満のディスカウント増資になり、若干のDPSの希薄化を生じる可能性があるとはいえ、予想分配金利回りは魅力的な水準と考える。
<10/8期業績は強含みで推移している>
3月に「キャナルシティ博多」の約6割を保有するSPC(特別目的会社)の優先匿名組合出資持分30億円を追加取得。これにより10/8期の匿名組合分配金は前期比0.72億円増加する見込みで、賃料の下落を概ね吸収する想定。オフィスの稼働率が想定よりも好調なことや、歩合賃料を導入している商業施設の売上高が想定ほど落込んでいないなど、10/8期業績は強含みで推移しているもよう。(堀部 吉胤)
---------------------------------------------------
コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
---------------------------------------------------