月とスッポンさんのブログ
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テクニカルの基本(25)MACD
わかりやすいサイトをみつけたのでご紹介いたします。
(以下転載)もっともメジャーな指標の1つ、MACD(Moving Average Convergence and Divergence)を取り上げます。上の図でいうとオレンジの線にあたり、12本指数平滑平均値と26日指数平滑平均値の差です。単体では、主にスイングトレード用の指標となります。
シグナル線として、9本指数平滑移動平均線を使います。上の図ではベージュの線です。0より下でシグナル線がMACDを上抜けたら買い(ゴールデンクロス)、0より上で下抜けたら売り(デッドクロス)といったように、相場の天底を捉えるのによく使われます。
単純にこのルールでトレードを繰り返すと、年間トータルではマイナスになります。それでは使えない指標かと言うとそうでもありません。POINT_1のように、非常にいいエントリーも数多くあります。
MACDの弱点を知り、「エントリーしない条件」を設定しよう
MACDは、数学的な計算式上、チャートの動きの「速度」に例えられます。つまり、株価が高い・安いではなく、その「動き方」に対して相対的に反映される指標です。また移動平均(MA)ではなく、指数平滑平均(EMA)を使用しているので、より直近の動きに重きをおいた指標と言えます。そして、ストキャスティクスのように、0~100(%)と相場の動きに対して相対的に計算したものではないので、理屈上、上下の数値に限度はありません。
以上の理由から、大きなトレンドの時にはチャートの動き以上に加速し大きく反応してしまいます。そしてその後は、大きく急激な動きを修正するために一定の時間がかかります。これがMACDの弱点です。
具体例を挙げて説明しましょう。上の図をご覧ください。POINT_1の買いでいいエントリーはしたものの、POINT_2の売り以降は、ロウソク足のチャートと逆行した動きとなっています。つまり、急激な動き(速い速度)があった後の緩やかな動き(遅い速度)には、まったく指標としての役割を果たしていないということになります。
たとえば、225先物などでギャップが大きい場合には、前場はまったく機能しないといっても過言ではありません。さらにいえば、急激な上昇の後の緩やかな上昇や、その逆などは特に機能しません。急激な上昇の後の下げ相場などはチャートにあった動きとはなりますが、仮に利益の出るような結果になっても、それは単なる偶然です。
MACDについて、以上のことを認識しておけば、売買ルールに新たな条件を加えられます。どのように設定するかは、何と組み合わせるかによりそれぞれですが、少なくとも何らかの「エントリーしない条件」を設定することで勝率はグンと上がります。
それでは1つ具体例を。下チャートは20本移動平均線と組み合わせた場合です。
通常の交差売買シグナルに、「チャートが移動平均線よりも上であれば買い、下であれば売り」という条件を付け加えます。
POINT_1ではMACDは買い交差をしていますが、チャートが移動平均線を越えていないので見送りということになります。POINT_2は、MACD買い交差+移動平均線クリアで買いエントリーです。POINT_3でMACDは売り交差をしますが、チャートが移動平均線を下回っていないので、売りシグナルとはみなしません。
このように、見逃すことが勝率を上げることにつながるのです。移動平均線は設定にもよりますが、本数の小さい設定であればチャートの動きに敏感です。ですから、相場が急激な動きをしMACDが相場に対して逆行してしまうような場面でも、移動平均線がフォローしてくれるのです。もちろん、急激な動きの後はやらないという判断でもいいと思います。
いずれにせよ、単に指標に従うのではなく、弱点を理解しその時の対処法を考えることが勝率を上げる第一歩です。
MACDについてのまとめ
•主にスイングトレードに使う
•上下の数字に限度はない
•相場の動きに対して加速度的に反応する
•場合によっては相場とは違った動き方になる(特に急激な動きやギャップの後)
•緩やかな動きやBOX圏相場には極端に機能しなくなる
http://moneyzine.jp/article/detail/184222
☆あたしが実際MACDを使うときは、MACDのGC,DCよりも、ヒストグラムのダイバージェンスを見ています。
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