今年は電機メーカーが3Dテレビを相次ぎ発売し、「3D元年」となっている。映像の3D化は古くから研究されてきたが、昨年公開されたSF映画「アバター」がヒットし、一気に脚光を浴びた。左右の目にそれぞれ違う映像を送り、立体的に見えるようにする仕組みだ。専用のメガネを使うものが多いが、裸眼で見える機器も出始めた。
15日に米ロサンゼルスで開幕した世界最大級のゲーム見本市「E3」の会場で、来場者が長い列を作るコーナーがあった。
「小さいのに、映像が立体的で美しい」
列を作った人たちが感嘆の声を上げたのは、3D映像が楽しめる任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」だ。画面上から、人気ゲームキャラクター「マリオ」が浮き上がって見える。専用メガネなしの裸眼で楽しめる。