ドイツが敗北しました。セルビアにまさかの零封を喫しました。やはり前半のクローゼ退場が響いたのでしょうか。欧州の強豪チームは調子がいまいち出ないようですね。逆に南米のチームは好調なようです。
さて、アジア勢がいないこともありまさかの日本勝利もありすっかり忘れていた開催国の南アフリカがいる予選A組ですがかなり大変です。何が大変かというと開催国の南アフリカが最下位でドイツ大会準優勝のフランスも勝ち点がわずかに「1」しかありません。
しかも、予選最後の試合は南ア対フランスです。引き分ければ両国とも予選敗退、勝ってもメキシコ対ウルグアイの結果次第でやはり両国とも予選敗退です。過去、開催国が予選で敗退したことはなく今回初めて開催国が決勝トーナメントに出れないケースとなるかもしれません。
今回の大会の組分けではなぜか南アが所謂「死のグループ」に入っていて、何か陰謀めいたものを感じていたのですが、単なるミスだったのでしょうか?フランスは前回大会準優勝国、ウルグアイも優勝経験のある南米の強豪、メキシコも大会の常連で北中米の雄です。
よく聞く噂では、開催国を予選突破させるため楽な組に入るよう細工をするというものがあります。2002年日韓大会でも日本はロシア、ベルギー、チュニジアと失礼な言い方かもしれませんが、まるで歯が立たない相手はいませんでした。韓国もポルトガル以外はまるで敵わないという相手ではなかったように思います。よってFグループのような「死のグループ」ができてしまうのですが・・
今回のAグループはGグループ並みにキツイ組のように思います。サッカーを根付かせるために行われる側面もあるW杯が、開催国の予選敗退という不名誉な前例のためにかえって南アフリカからサッカーを遠ざけることにならなければよいのですが。