月とスッポンさんのブログ
ブログ
ソブリンリスクの波及展開とユーロ通貨の着地点☆セミナーまとめ
ソブリンリスクの波及展開とユーロ通貨の着地点は?自分用のメモです
ソブリンリスク
ユーロだけの問題ではなく、最終的にはドルにも影響する
議会・地方名士が経済を牛耳ってるため増税がうまくいかない
ギリシャ国債はECBに対しては担保能力あるが、他から借りようとするには担保能力なし
⇒フランスドイツはギリシャ国債持ちたくない
フランスもドイツも持ち手は銀行が多い
⇒欧州の銀行はこれから重大な山にさしかかる
膨らんでしまった資産を売って体力をつけなければならない
⇒ギリシャ国債の値崩れ⇒ECBが買い上げる⇒ギリシャ国債のプライスは維持される⇒買ったお金はギリシャに流れ、出したお金はインフレにならないように回収する⇒ギリシャ国債のプライスを維持するためだけにECBの存在価値があるなら何の解決にもならない
格付け機関はすでに、アイルランドポルトガル英国スペイン、みんな格下げの準備を始めた、といっている。
3ヶ月ごとにECBとIMFのチェックが入る
⇒進捗率が25%以下だとアウト
⇒これからがソブリンリスクの始まり。7月の中旬あたりから、進捗率がどうなってるんだ、と幕が落とされる。
ポルトガル対外純債務残高がダントツに高い=海外の銀行からの借り入れで成り立ってる
⇒フランス・ドイツの銀行が貸した金を返せとポルトガル債券を売ってきたり、返せない場合は担保とったりすると、ポルトガルは穴が開いた部分を政府に頼み込む⇒政府系金融機関は国債を担保に融資
⇒先ほどの進捗率の仮定は債券に何も傷がつかなかった場合、逃げてくと、、、
今の欧州の不良債権はアメリカの1/3程度のスピードに過ぎない
ネット残高 英国+欧州=1兆ドル超えてる
⇒何年かけてもやっていくというのがEUの考え方
日本と同じく、間接金融が多いので、不良債権を少しづつ益でカバーしてく
(アメリカは直接金融が多いので2~3年でぶった切る)
EUがもってる銀行の構造自体にメスを入れないといつまでたってもソブリンリスクから脱却できない
機軸通過国である米国は撒き散らした赤字は黒字国から還流する
ただし、機軸通貨国でない南欧諸国は穴があいたまま
もともとは、、、
ITバブル崩壊から住宅バブルへ移ったときにアメリカは規制があってドイツ・フランスの銀行は進出できなかった
⇒仕方ないので景気浮上してきた新興国にお金をかけた
もともとの問題はPIGSは経常黒字国への対外債務でパンク状況
金を必要以上に貸したことが今に繋がってる
ソブリンリスクは南欧諸国だけでなく、中東欧諸国にもこれからひろがってく
注)中国からの輸出の6割は米欧の系列会社からの輸出
ギリシャはこれでどうやって税収を増やすというのか、、、
欧州の銀行の保証料がこれから一気に上がる=CDSがこれから暗躍しそう、、、
(EUは腰を上げる=不良債権を削るためにいっせいに融資残高を減らしていく
⇒どんどん穴が開いていくので、予定された財政削減策は絵に書いた餅。
アジア太平洋からも資金が出て行く可能性大。新興国に対する影響大として注意しておく
アメリカの銀行のようにつぶれる銀行が出てくる可能性がでてきたのでそのための基金作り
欧州がいかに遅れてるか
かなり審議したのに、これはどこへいっちゃったの、、、??
⇒ECBに対する不信感
アメリカの金融株は秋口から大きくたたかれるだろう
国としての産業の再スタートのため
アメリカは2013年の段階で産業革命をおこしたいので急いで金融再編をしている
欧州委員の基金の枠組みがわからない
各国とも国債発行して市中から調達しなければならない=市中に現金がなくなる=デフレ
4400億ユーロを各国から吸収するので、金利は上がる、これをどうするか、、、?
今はユーロ売り一辺倒だけど、どこかの時点で米ドル、円どちらかにくるかもしれない
FRBのバランスシート(2兆2千~3千)の半分はMBS(2社がもつ住宅証券)
国債発行でうめる=赤字増える
今この2社を民営化すれば債務超過で破綻する
2社の国有化により、財政赤字が1年で3000億ドル増える
⇒アメリカのトリプルAを格下げする見通し
⇒格下げされればアメリカの株式・国債が暴落する
アメリカのソブリンリスクが発生する前にこの2社を片付けなくてはならない、、、
この先新興国に資金がいかなくなっていくだろう
⇒資金がいかなくなるのに、これ以上の伸びは無理
最終的にどの通貨に投資したらいいか
・財政赤字がない
・経常黒字国
・資源開発国
となると、カナダドル・豪州ドルくらいしかない。他はシーソーゲームで売られる
http://ondemand.nice2meet.us/?log_key=m2jcustomer-2-tfadd_d8ab70721c4e9fbb39a4a60b1b836b45
-
タグ:
昨日はその豪ドルが狙われて、ユーロに対して大幅に下げました。
ユーロ安で、中国、インドなどの成長に変化が、輸出が減ってきたか?
米国の最近の先行指標の数字は皆悪いのもそのため。
そうなると、資源が下げ、資源国は変調し、ドル、円にシフト。
行き過ぎたもので、昨日はドルも売られた。結果円高に。
こうなったら、200兆の資金でユーロを買い、ドルを買い、円安にし、儲かってきたとこで、抜けるという、韓国並みの手法をすれば良い。
昨日はダウが上昇した割にはLIBOR上昇、原油下落、豪ドルも下落ですか?
なんか、リスク回避は止まってないきがしますね~
(o゚ω゚))コクコク
メモにしてはよくかかれていますよぉ~( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!
>EUがもってる銀行の構造自体にメスを入れないといつまでたってもソブリンリスクから脱却できない
それぞれが少しずつ顔をみせてくるのかなぁと思います。
(それで時間がかかる問題であるとも思います。
ここ数年でまずいのは、欧州の銀行がしらっとしてたところ)
>となると、カナダドル・豪州ドルくらいしかない。他はシーソーゲームで売られる
カナダドルは対相手国がどうところにもよるところがありますし^^
(資源国と思われがちですが、
隣国の影響を結構もろに受けたりする通貨でもありますねぇ~)
今日はさっそくスペインの銀行がいったっぽいですね~
すこしづつほころびが、、、