春に相応しい名前を持つ「サクラマス」(桜鱒)が旬を
迎えています。「本マス」とも呼ばれますが、マス科とい
う分類はなく、サケ科に属しています。最近は数が減って
幻の魚とも呼ばれ、都内の百貨店では一切れ(100グラ
ム前後)2000円程度という高級魚です。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~gonta_aw/fishd_001.htm
川でふ化し、1年半ほど川で過ごした後、海に下ります。
このとき川に残り一生を過ごすものが渓流釣りでも人気の
「ヤマメ」(山女)で、海に下ったものが「サクラマス」。
そして、60センチ近くに成長し、次の春に川に戻ります。
「サクラマス」の名前の由来は、桜の頃に戻るためとも、
産卵の頃に魚体に桜色の模様が現れるためとも言われてい
ますが、英語でも「チェリー・サーモン」と呼ばれていま
す。
バター焼き、揚げ物などにして食すのが多いようですが、
富山名産の「鱒寿司」に使われているのはこの「サクラマ
ス」です。