本日は「大安」。冠婚葬祭などの日取りを決めるときに、
「大安なので、この日に結婚式を・・・」とか、葬儀の日を
決めるのに「友引なので、葬式を繰り上げよう・・・」とい
った話をよく聞きます。
ここで使われている「大安」・「友引」などは、古代中国
の「六曜」(ろくよう)という暦の考え方にもとづいており、
三国志で有名な「諸葛孔明」が戦いの際に吉凶の日を知るの
に利用したことに端を発しているそうです。
http://gohero.hp.infoseek.co.jp/reference/koyomi/6712.html
この六曜が日本に伝わったのは江戸時代半ばで、いつしか
暦に記されるようになって現在に至っています。現在使われ
ている六曜のそれぞれの日には、次のような意味があります。
【先勝】(せんしょう、せんがち)
先んずれば勝つの意味で、早ければ吉。
万事朝から昼までにすれば障りなしとされています。
【友引】(ともびき)
凶事に友を引くの意味で、午(うま)の時刻(正午頃)
は特に悪く、この日の葬式は大いに忌むべしとされて
います。
【先負】(さきまけ、せんぶ)
先勝の逆で、先んずれば負けるの意味。
万事朝から昼までが悪く、昼過ぎからは吉とされてい
ます。
【仏滅】
仏も滅亡するような最悪の日の意味で、移転・開店を
はじめ、何事も忌む日とされています。
【大安】
大いに安しの意味で、旅行・婚礼など万事において
吉日のめでたい日とされています。
【赤口】(しゃっこう、しゃっく)
もともと陰陽道(おんみょうどう)でいう凶日(きょう
じつ)の一つで午の時刻(正午頃)だけが吉、朝夕は凶
で、特に祝い事は大凶とされています。