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No.381 過労のはて 東方神起無期限休止 「奴隷契約」

4月12日7時53分配信 産経新聞より

【ソウル=水沼啓子】韓国の人気5人組グループ、東方神起が無期限で活動を休止すると、日本の所属事務所、エイベックス・マネジメントが3日に発表したニュースは、韓国芸能界にも波紋を広げている。韓国内では今回の発表を事実上の“解散宣言”とみており、人気絶頂期にあるだけに惜しむ声も多い。

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 昨年7月、ジェジュンら3人のメンバーが13年間という長期契約の不当性などを主張し、韓国の所属事務所、SMエンターテインメント(以後、SM)との専属契約無効を求める仮処分申請を起こしたころから、解散の危機がささやかれていた。最近では残る2人との亀裂も深まり、グループとしての活動はこれ以上は困難とされてきた。

 3人のメンバー側の法律事務所によると、東方神起は2004年のデビュー以降、SM側の指示に従い、ほぼ毎日3、4時間の睡眠時間以外には自由な時間を持つこともできずにスケジュールを消化し続けてきた。アルバムの収益も50万枚以上を売り上げた場合のみ、次のアルバムを発売する際に1人当たり1千万ウォン(約83万円)を受け取る契約になっていたため、50万枚に満たなかった場合は一銭も得られなかった。日本や中国など海外進出を試みるようになると、SM側がさらに過密スケジュールを一方的に組むようになったという。こうした実態が明らかになり、韓国では“奴隷契約”として話題になった。

 3人は健康も悪化して心身ともにボロボロの状態になり、「アーティストとしての夢をつかむより、会社の収益創出のための道具として終わってしまう」(法律事務所側)と、各自の裁量によるソロ活動を望むようになる。

 一方で、韓国歌謡界では「多額の費用をかけて育ててくれたことへの背信行為」と、SM側を擁護する声もある。芸能プロダクションとしては、損益分岐点などを勘案すると長期契約にせざるを得ないという。

 韓国の音楽市場がここ10年余りの間に崩壊したことも、アイドル歌手たちの芸能活動を過酷なものにしている理由の一つだ。インターネットの普及とともに、ネットを通してヒット曲を不法にダウンロードすることが多くなり、音楽CDの売り上げが激減した。聯合ニュースによると、10年ほど前はCDが100万枚売れれば50億ウォン(約4億円)以上の収入が安定的に得られたが、今はCDが売れないため、歌手たちは公演やイベントなどを通して足で稼ぐしかないという。

 SMは韓国でも有数の芸能プロダクションで、豊富な資金と企画力で、今や韓国のアイドルの象徴的な存在となった東方神起を生み出した。今回の一連の騒動で、芸能プロダクションが有望な新人アイドルを時間と費用をかけて育てたがらなくなり、「韓国のアイドル市場は枯渇する」という指摘も出ている。

 今回の活動休止の発表は突然のようにも映るが、東方神起はすでに崩壊寸前の状態だった。デビュー以来休む暇なく走り続け、グループとしての活動に力尽きてしまったようだ。




こういう音楽ユニットなどにはあまり興味ないですが、これはひどいですね。
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