今日3月25日は電気記念日です。今では暗くなれば
当たり前のように使っている電灯ですが、その電灯が無
い生活というのは想像も出来ません。
わが国で初めて電灯が点灯されましたのは、明治11
年(1878年)の本日、3月25日でした。これを記
念して毎年、この日を電気記念日としていますが、当時、
電信中央局の開業祝賀会で、工部大学校(現在の東京大
学工学部)の学生たちがイギリス人教師のもとに電池を
使ってアーク灯を点火し、来賓一同を驚かせたといいま
す。
http://www16.ocn.ne.jp/~kkden/denkikinenbi.htm
その後、明治15年には東京の銀座に電灯がつきまし
たが、これを描いた錦絵には
「其光明(ソノコウミョウ)数十町ノ遠キニ達シ、
恰(アタカ)モ白昼ノゴトシ」
と記されていたそうです。電灯の無い生活をしてきた当
時の人たちにとりましては、画期的なことであったわけ
ですが、100年以上たった今、資源・エネルギー利用
による温暖化対策が叫ばれている折り、改めて環境の変
化を知らされる思いがいたします。