日経平均は反発。101.03円高の10664.95円(出来高概算18億2000万株)と、本日の高値で取引を終えている。
中国のCPI(消費者物価)を受け、利上げ警戒から後場寄り付き直後辺りに弱含む場面もみられたが、下を売り込む流れにはならなかった。反対にCPIは春節の要因が無くなることから、今後は上昇ペースは鈍化するとの見方もあり、大引けにかけては再び先物主導で強含んでいる。日中の値幅は小さいものの高値レベルでの推移が続き、明日のSQ通過後のアク抜け期待も強まっている。
東証1部の騰落銘柄は値上り1280に対して値下り281、変わらず104と、値上り数は全体の8割近くを占めている。規模別指数では小型株指数の伸びが目立っており、個人投資家による物色意欲の強さもうかがえる。
225先物は3月物は10680円の高値、6月物は10610円で取引を終えた。3月配当落ち分が70円程度であるため、明日以降、現物とのスプレッドが-70円弱で推移するようであれば、心理的にも先高観につながりそうである。週末要因や中国の利上げ警戒、為替市場の動向などから手掛けづらい面はあるが、SQ通過によって4月に向けた金融緩和期待を強めたトレンドが期待される。
先駆した銘柄などは一先ず利益確定といった見方になるが、調整があるとすればショート戦略ではなく、押し目狙いでのロングポジションに妙味があろう。
《PS》
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