東証に「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」(略称は上場MSエマ)が新規上場しました。パンフレットは↓です。
http://www.tse.or.jp/rules/etf/msci-emerging.pdf
このETFの日本市場時間のフェアバリューを考えてみました。
(A)日次データより、NAVと円建て指数を取得
http://www.nikkoam.com/products/etf/lineup/msci-em/data
(B)NY終了時のドル建て指数
http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=MXEF:IND
(C)アジア太平洋の株価指数・先物
http://www.bloomberg.co.jp/markets/stocks/wei_region3.html
http://www.sgx.com/wps/portal/marketplace/mp-en/prices_indices_statistics/derivatives/delayed_prices/twfe
(D)ドル円レート
http://finance.yahoo.com/q?s=USDJPY=X
以下を仮定します:
(1)NAVの騰落率と円建て指数の騰落率はほぼ同じ
(2)NY終了後のドル建て指数の騰落率は、中韓台の株式市場の騰落率とほぼ同じ
日本の市場が開いているときのフェアバリューは、ざっくり以下の計算式としました;
(中韓台株式騰落率の平均+1)×NAV×NY終了時のドル建て指数×ドル円レート÷円建て指数
中国・韓国・台湾の株価指数の騰落率にMSCIエマージング指数の国別比率に応じた重みをつけたものを中韓台株式騰落率の平均としました。
1/23の前引けでは、最良気配値はフェアバリューに対して2.43%~2.33%のプレミアム、大引けでは2.4%~2.31%のプレミアムでした。大引けのフェアバリューは、1053.2円でした。