銀座界隈を歩いていますと右からも左からも中国語が
聞こえてきます。特に土曜日はその多さが際立っていま
した。中国では2月14日(日)に春節(旧正月)を迎
え、13日(土)から21日の日曜日まで大型連休入り。
その大型連休を利用した海外旅行が大人気で、今年の春
節期間中の旅行客は延べ1億2000万人と過去最高を
記録する見込みです。
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zgbk/zyjr/t63262.htm
日本では正月に門松やしめ飾りをかざる伝統がありま
すが、中国では門や入り口の両側に赤くて細い紙をはる
習慣があります。この飾りは「春聯(しゅんれん)」と
呼ばれ、縁起が良い対句が書かれています。
「大順大財大吉利」(とても順調でお金が儲かり幸先が
よい)の反対側に「新春新喜新世紀」(新しい春と新しい
喜びと新しい世紀)といった具合です。好んで使われます
のは、「平安」や「幸福」などですが、その年によって流
行があるようです。
今年は「発財」という文字が入った春聯がよく売れるそ
うです。「発財」は金儲けの意味で、誰にとっても一番の
関心がここにあるようです。今年中に国内総生産(GDP)
で日本を抜いて世界第2位の経済大国に浮上する中国。政
治は社会主義ですが、経済は日本以上に資本主義的色彩が
強く見られます。